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易について

前の記事の奇経の本を手に入る数日前に、とある先生から紹介されてた「周易と中医学」という本を古書屋さんで偶然にも見つけました。ついでに素問の運気篇の解説本もあったのでその二冊を思わず買ってしまったのですが、運気の方はちょっと先走り過ぎたような気もしましたが、易に関しては読んでみて改めて易のおもしろさに気付づかされました。

周易というのは所謂八卦というもので、乾、坤、離、坎、震、兌、巽、艮の8つを指します。
この八卦は基本(小成卦)となります。この八卦をさらにもうひとつ用意して、8×8の全部で64パターンの卦(大成卦)で物事を見極めます。この64という少ない数で物事の本質を見極めることが周易のすごいと思うところです。

この周易と鍼灸治療には関係性があります。

たとえば、難経の腹診において季肋部のあたりが心、お臍の下が腎となっています。このとき、易でいえば「水火既済」の卦で腎の水と火、心の火と水が合わさり、調和関係がとれている状態です。逆に「火水未済」の卦になってしまうとバランスがとれていない状態になってしまいます。

また、所謂「上実下虚」とも呼ばれる状態も易では「天地否」と言い、意味は同じく頭が熱く、足が寒い状態で、あまりよくありません。逆に「上虚下実」の状態は「地天泰」と言い、非常にバランスがとれている状態となります。否や泰という漢字からなんとなくイメージはつかみやすいですよね。

おそらく鍼灸の手技とかも八卦で説明できることが多いのではないかとは思います。経穴とかでも「兌」のように八卦を使っているものもあるようですし。

ちなみに兌の兌は五行では金を意味し、兌も井金穴で金で共通しています。また、兌は体では口を意味し、そこから胃の調子を整える作用をも意味してるらしいです。調べてみたら兌の主治は胃拡張や胃けいれんがあるみたいなので、納得の命名ですね。

このようにいろんなところを探してたら易にたどりつくものも多いんじゃないかとおもいますが、鍼灸関係全体から探すとなると途方もないので、気付いた時に「あ、これ八卦で説明できるんじゃないか」とひらめけるかが重要ですよね。

ちなみに今回纏めてておもしろいなーと思ったのが十二消息卦というものです。易で季節(12の月)を表す方法なのですが、64卦を円循環させて表しているものに、1から64まで番号を振って行ったものをこの十二消息卦にあたる番号を並べてくと、ちょうど2のx乗という対数の式(いきなり数学になってすみません)で表せることに気付きました。まぁ易も2進数なんで当然かもしれないですが、なんかおもしろみを感じました。

こんな風にいろいろ易を感じれたらいいなぁと思います。ひょっとしたら奇経も八卦で表せるかもしれません。
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周易その1 序

みなんさは、占いは好きでしょうか?
僕は好きというか、極たまに占うぐらいです。

普通は占ってもらうものなんでしょうが、僕は最終的には占いができるようになりたいんでたまに占ってます。
まぁ適当にやってるんで、そんなに詳しくはできないんですが(^_^;)

どんな占いができるようになりたいかといえば、東洋の占いです。
これは東洋哲学に絡んでいるので、占いを自在にみれるようになれば、東洋医学も違う視点からみれるのではないかと思っています。
僕が修めたいと思っている占いは東洋のなかでも紫微斗数占術というものですが、これはマイナーすぎてほとんどの人は知らないでしょう。

他に有名な東洋の占いは、四柱推命、九星気学、算命占術、六星占術、動物占いといったところでしょうか。
意外なのは動物占いですかね。この占いも元を正せば十干十二支が元ネタだったりします。

また、易(八卦)というのも有名ですよね。「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の言葉で有名です。
これは東洋医学にも関わりあいが深いので、詳しく見ていきたいと思います。

最初は八卦でどうやって占っていくかをみていこうと思っていたんですが、やっぱり最初から説明した方が分かりやすいんじゃないかと思いなおしたので、占い方はまた後ほどにします。
少し長くなったんでひとまずここまでにします。

周易その2 成り立ち

成り立ちです。

易の経典の1つである繫辭傳(けいじでん)には、
この故に易に太極有り。是れ兩儀を生ず。兩儀は四象を生じ、四象は八卦を生ず。
八卦は吉凶を定め、吉凶は大業を生ず。

という言葉があります。たかが数文字ですが、これが易の全てといっても過言ではありません。
これを図示してみると、

        八卦の成り立ち

こういうことになります。
ワードで適当に作った図なんで、見づらくてすみませんが…。

図の上の方にある絵は有名は太極図です。
この「太極」から「両義」というものが生じます。「両義」というのはいわゆる陰陽のことです。
この世は太極から成り立っていて、ある側面から見ると陰と陽に分けてみることができる。まさしく陰陽論ですね。

この陰と陽が更に陰と陽に分かれると「四象」になります。「四象」には四季が該当します。

この「四象」を更に陰と陽に分けたものが「八卦」になります。
そんなわけで、「八卦」はこの世の事象を表す最低限度の単位ということになります。

何故八かというと、いろいろ諸説があるようですが、僕なりにぴったりくるのは「三才」によるものですね。
「三才」というのは、「天・人・地」のことで、違うものが3つあるからこそうまくいっているという考え方です。
ですので、2の3乗は8とうことで、8が基本数たるゆえんとなります。
他には、数字の3自体に「出発」という意味があるのも理由かもしれません。数字の3は五行で言うと「木行」。つまり太陽が昇る方角にあたり、万物が育ち始めることを意味します。

さて、この図の中には変な記号がいっぱいありますね。つながっている線が「陽」、破線が「陰」を表しています。
見てもらえればわかるとおり、下から順に積まれていきます。これも重要です。


下の八卦は陰と陽の関係によってどういう風になっているかを表しています。
例えば「乾」ならば、「天」や「剛」を表し、「坤」ならば、「地」や「柔」を表します。
そういうのが八卦すべてにありますが、意味が沢山あるので、ここでは基本だけに留めておきます。

乾(けん)…天
兌( だ ) …沢
離( り ) …火
震(しん)…雷
巽(そん)…風
坎(かん)…水
艮(ごん)…山
坤(こん)…地

このように、自然現象にたとえているのですね。
分かりやすいものであれば、「離」と「坎」ですかね。

「離」は上下が陽、中は陰が入っています。
ろうそくが燃えているとします。その燃えてる心は案外あつくなく、その周りだけがあついですよね。
「離」はそういう状態を表しています。純粋に熱いだけでは燃えないということです。

「坎」は上下が陰、中は陽が入っています。
夏のプールを思い出してください。最初に水につかるときはすごく冷たく感じますが、中にはいるとそうでもないことがよくありますよね。
「坎」はそういう状態を表しています。水は冷たいだけでなく、暖かいということです。
このように八卦それぞれに意味があります。

それではこれでどういう風に占っていくかをみていくことにしましょう。

周易その3 コインによる占い方(1)

ではようやく占い方です。

今回は簡単なコインによる占い方にします。
まずしてもらわないといけないことは、コインを三枚用意することです。なるべく同じ種類がいいですね。

方法は、
①占いたいことを強く思いながらコイン三枚を同時に投げる。
②表と裏がどのようにでたかひかえる。
③それを6回くり返す。

これだけでかまいません。
これで占えます。

これだけではなんのことだか分からないと思うので、僕が去年の末に2010年度のことを占ったことを再現しながらみていきます。
「来年の運勢について」というのを強く念じながらコインを投げました。
1回目…2枚が裏で、1枚が表でした。この場合、「陽」になります。
2回目…2枚が表で、1枚が裏でした。この場合、「陰」になります。
3回目…2枚が表で、1枚が裏でした。この場合、「陰」になります。
4回目…2枚が裏で、1枚が表でした。この場合、「陽」になります。
5回目…2枚が表で、1枚が裏でした。この場合、「陰」になります。
6回目…2枚が裏で、1枚が表でした。この場合、「陽」になります。

易の場合、出た物を下から順に並べます。
ですので、

―――
― ―
―――
― ―
― ―
―――

という結果になります。
易は3つで成り立っているのに、なんで6つでやるのかというと、上の3つ、下の3つで判断するからです。
           ―――                    ― ―
           ― ―                    ― ―
ちなみに上の卦 ―――は「離」と呼ばれるもの。下の卦―――は「震」と呼ばれるものです。
「離」は「火」を表し、「震」は「雷」を表すため、「火雷噬嗑(からいぜいこう)」という卦になります。

上と下の八卦の組み合わせで卦は決まりますが、組み合わせは全部で8×8の64通り。
とてもじゃないですが説明しきれませんし、僕自身も全部分かっているわけではないので、他のWEBサイトに譲ることにします。

さて、卦が「火雷噬嗑(からいぜいこう)」と出たとしても、これが何を意味しているのかが分からないと意味がありません。
これも他の人の分かりやすい解説をみればいいのです。
あるWEBページをみてみると、苦難の卦とありました。
苦難ですか…。2年生になるにあったって思い当たることが多すぎですね。気をつけたいと思います。

この例では起きなかったのですが、コインで占っているときに3枚同時に表とか裏とかがでたときはどうすればいいでしょうか。
長くなったので、その場合は次にまわしたいと思います。

周易その4 コインによる占い方(2)

では続きです。
コインの裏や表が3枚でるとどうなるかですが、これもまた例をだしてやっていきます。

学校でのとあることを占ってみました。
1回目…2枚が表で、1枚が裏でした。この場合「少陰」です。
2回目…3枚とも裏でした。この場合「太陰」です。
3回目…2枚が裏で、1枚が表でした。この場合「少陽」です。
4回目…2枚が裏で、1枚が表でした。この場合「少陽」です。
5回目…2枚が裏で、1枚が表でした。この場合「少陽」です。
6回目…3枚とも表でした。この場合「太陽」です。

前回の時と違って、「太陽」「少陰」「太陰」「少陽」の四象の表記で表現しています。
「太陰」は陰、「太陽」は陽でいいんですが、卦とは本来移り変わるものなので、未来には違う結果がでる可能性があります。「太陰」と「太陽」はその要素があるということです。
何故かと言われると、おそらく「陰極まりて陽となり、陽極まれば陰となる」という陰陽論の法則からきているのではないでしょうか。

そういうわけで、
最初(これを本卦(ほんか)といいます)は
「太陽」(3枚とも表)「少陽」(2枚が裏で、1枚が表)の場合は陽を、「太陰」(3枚とも裏)「少陰」(2枚が表で、1枚が裏)は陰を置きます。

次に移り変わる時(これを之卦(いくか)といいます)は
「太陽」(3枚とも表)は陰となり、「太陰」(3枚とも裏)は陽となります。「少陽」と「少陰」は変わりません。

つまりこの場合の本卦は
(太陽)―――  3枚とも表
(少陽)―――  2枚が裏で、1枚が表
(少陽)―――  2枚が裏で、1枚が表
(少陽)―――  2枚が裏で、1枚が表
(太陰)― ―  3枚とも裏
(少陰)― ―  2枚が表で、1枚が裏
と、なります。

之卦は、
(太陽)― ― 3枚とも表なので、陽から陰に変わる
(少陽)――― 2枚が裏で、1枚が表
(少陽)――― 2枚が裏で、1枚が表
(少陽)――― 2枚が裏で、1枚が表
(太陰)――― 3枚とも裏なので、陰から陽に変わる
(少陰)― ― 2枚が表で、1枚が裏

と、なります。

        ―――                              ―――
        ―――                               ― ―
本卦の上の―――は「乾」で自然では「天」を表します。本卦の下の― ―は「艮」で自然では「山」を表します。
その為、この卦は「天山遯」(てんざんとん)となります。

        ― ―                               ―――
        ―――                               ―――
之卦の上の―――は「兌」で自然では「沢」を表します。之卦の下の― ―は「巽」で自然では「風」を表します。
その為、この卦は「沢風大過」(たくふうたいか)となります。

本卦の状態が現れてから之卦に行くというわけです。

つまり、本卦の「天山遯」(てんざんとん)の「小事は吉、大事は凶」という状態から、之卦の「沢風大過」(たくふうたいか)の「慎重に事を運ぶと吉」という状態に移るということです。
つまり、これに関しては相当苦労するということが易で言われたということです。
まぁ易で言われなくても、そういうのは分かってましたけどね(^_^;)

こういう風に易で占っていきます。最初は分からなくても、何回かやっているとなんとなく分かってきます。
まぁそう言いつつも、僕も64個の卦を全て覚えているわけではないですし、うまく解読できているかは分からないですが、仕組みについてはある程度理解できていると思っています。

周易その5 コインによる占い方(3)

それでは、コインによる易の占い方をまとめてみましょう。

①コインを3枚用意する。
②占いたいことを念じながらコインを投げ、それを6回繰り返す。
③コインの裏と表の比率によって「太陰」「少陰」「太陽」「少陽」が決まり、出た順番に下から上へ積み上げていく。「太陰」と「太陽」がでた場合は之卦を考慮して占う。
④一度占ったことは占わない。

④は特に大事です。悪い結果がでたからといって、占いなおしてはいけません。易は一発勝負なのです。

まぁこんなところですね。

易には64個の卦があります。名前の付き方は上の卦(上卦)の自然・下の卦(下卦)の自然・○○というのがほとんど。
例えば、上卦が「坎」、下卦が「離」ならば、「坎」の自然は「水」、「離」の自然は「火」なので、「水火既済」(すいかきせい)の卦となります。

また、なかには上卦と下卦が同じ場合があります。
例えば「乾」と「乾」ならば「乾為天」、「坤」と「坤」なら「坤為地」と、「卦」為「その自然」という風に名前が付けられています。
あとはそれぞれがどのような意味を持っているかが分かれば、易で占うことができたというわけです。
それぞれの意味は違うWEBサイトや書籍に譲りますが…。

こうとらえると、易はそんなに難しくはないですね。
他の四柱推命などは、生年月日時から十干十二支を導き出して、それぞれの関係を考えなければならないので、初学者にはまず無理です。僕もまだよく分かりませんから(^_^;)

これでコインによる易の占い方は以上ですが、これからも易の歴史やらなんやらを挙げていくつもりです。

周易その6 周易とは

さて、八卦のことを易とも言いますが、ここでのタイトルを「易」とせずに、わざわざ「周易」という風にしてるのにお気付きになった方はいらっしゃいますか。
実は易には他にも種類があるからこうしたんです。占いをやっている方だと「五行易」とかが思い浮かぶか方もいるかもしれません。しかしそれは「五行易」とかの事ではないです。「五行易」等も全て「周易」を基に作られていますから。

では他の易とは何かといわれると、「連山易」「帰蔵易」です。これに「周易」を合わせて「三易」と呼ばれます。

『周易正義』序の第三論 三代易名に
周礼大卜三易伝に云う、一に曰く連山、二に曰く帰蔵、三に曰く、周易。

と書かれてる通りです。
では他の2つの易の内容はと言われると「分かりません」としか言いようがありません。何故なら「連山易」「帰蔵易」は古代において亡びてしまったので、現代には伝わっていないのです。唯一「周易」のみが伝わる”易”なのです。

『周易本義』の周易上經の最初には、
其の卦は本伏羲の畫す所にて、交易變易の義有り。故に之を易と謂う。
其の辭は則ち文王周公の繫ける所。故に之を周に繫く。其の簡帙重大なるを以て、故に分かちて上下兩篇と爲す。
經は則ち伏羲の畫、文王周公の辭なり。孔子作す所の傳十篇を幷せて、凡て十二篇。

とあるようです。
つまり「伏羲」が易を作り、「文王」(姫昌のこと。周王朝の始祖)と「周公」(姫旦のこと。姫昌の息子)が易を整理してそれを論じ、「孔子」が『十翼』と呼ばれる易の解説書を作ったということです。

それぞれの偉人についてみていきます。
「伏羲」は伝説上の古代中国の王です。「伏羲」は『史記』「三皇本紀」の最初に名前がでてきます。
『史記』の原文は持っていないので原文での説明は割愛しますが、確かに八卦を作ったと記されています。

「文王」は姫昌のことです。この人は周王朝の始祖ですが、何故始祖という表現が使われているかというと、周王朝の開祖はその子供である姫発だからです。姫発は武王とも呼ばれます。
姫昌は商の紂王に使えた人だったんですが、無実の罪で羑里(きょうり)に幽閉されてしまいます。この時に周易を推し広げたとされています。
後に紂王の悪政に対して挙兵したものの、志半ばで病死してしまいます。その意思を継いだ息子の姫発が紂王を討って周王朝を樹立させました。

「周公」は姫旦のことです。文王姫昌の息子であり、武王姫発の弟でもあります。この人は政治能力に優れ、姫発の跡を継いだ成王の摂政となって活躍しました。

「孔子」は『論語』で有名な人ですね。本名を孔丘と言います。この孔子が『十翼』と呼ばれる易の解説書を作ったとされています。

こんな感じです。
と、ここまで人物を追ってきましたが伝説なので当てにはなりません。特に『十翼』はその文体から一人で書いたとは思えないそうなので、孔子が『十翼』を書いたことは歴史的事実ではないようです。

易とは関係ない余談ですが、10年ぐらい前に『封神演義』という漫画がはやりまして、その中に伏羲、文王姫昌、武王姫発、周公姫旦も登場します。漫画では全員活躍の場がありましたが、原文では…。
もし『封神演義』を読みたい方は漫画版なり、文庫版に挑戦してみてはどうでしょうか。

易の三義

さて、こえれから周易について詳しくみていきます。
まず最初は「義」というものをみていきます。
義とは三つあります。「変易」、「不易」、「簡易」です。

「変易」とは、常に変化しているということです。
例えば太陽のみかけの動きも日によって違いますし、月の満ち欠けの具合も違います。
易も同じで、常に変化をしていきます。留まることがないのです。

「不易」とは、変化の中にも変化しない事柄があるということです。
例えば、太陽は昇って沈むということを繰り返します。このことはずっと変わりません。
易も同じで、変化の中にも変化しないものがあります。

「簡易」とは、変化することやしないことが簡単に予測を立てれるということです。
例えば、日食や月食の日って何年も前から分かるじゃないですか。天体の動きを計算してるから分かることです。
その計算はちょっとめんどくさかったりしますが、計算しようと思えば簡単に計算することができます。
易も同じで、簡単な法則から予測がたてるということです。

3つの義はこんな感じですが、この3つの義は大切なことなんですが、あまり意識して易をたてたことがないので、かなりあやふやになってしまいました。

八卦の象

八卦にはいろいろな意味がこめられています。
その一部を纏めてみると、以下の表のようになります。


八卦
卦名
乾(けん)
坤(こん)
震(しん)
巽(そん)
坎(かん)
離(り)
艮(ごん)
兌(だ)
正象
卦徳
動物
身体
家族
長男
長女
中男
中女
少男
少女



八卦の記号みたいのは、以前成り立ちで紹介したとおりです。

自然=正象については以前に軽く紹介していましたものです。
乾なら天、坤なら地というように、卦の代表的な事象のことで、いろんな物事に八卦を分類する際にはこれを意識してなければなりません。

卦徳は、各卦の性質を示しています。
乾なら「健やか」、坤なら「順う」、震なら「動く」巽なら「入る」、坎なら「陥いる」、離なら「麗(つ)く」、艮なら「止まる」、兌なら「説(よろこ)ぶ」
これも正象と同じように、八卦をいろんな事象に部類するときには意識しておかなければいけない事柄です。

その下の動物や身体、家族というのは、正象や卦徳から類推される物事のことです。
身体を例にとってみると、
「首」が乾卦なのは身体の上方にあるからで、
「腹」が坤卦なのは身体の下方にあり、胃によって食物を保持するからで、
「足」が震卦なのは身体を動かすにはまず足が動かなければならないからで、
「股」が巽卦なのは股が足に従って動くからで、
「耳」が坎卦なのは耳の穴が陥(くぼ)んでいるからで、
「目」が離卦なのは目によって物を麗(つ)く(明らかにささせる)からで、
「手」が艮卦なのは物を支え止めるからで、
「口」が兌卦なのは口で食物を食べると「説(よろこ)ぶ」からです。

このように色々な事象を八卦に配当するときは、その正象や卦徳から考えることによって振り分けていきます。

次は、八卦の配置についてみていきます。

後天八卦と先天八卦

周易の各卦には定位置があります。
それには2種類あり、「後天八卦(こうてんはっか)」と「先天八卦(せんてんはっか)」が該当します。

ここでちょっと書いておこうと思ったので余談を入れますが、「八卦」は「はっか」というのが正しい読み方です。
「はっけ」という読み方は慣用的に読まれるようになっているので間違いではないですが、易では「卦」は「か」と読むのが普通なので注意してください。

後天八卦
まずは「後天八卦」からです。これは図に表しているほうが分かりやすいと思います。

後天八卦

このようなものです。
北と南が逆になっているので最初は見にくいかと思いますが…。
現代では北を基準としていますが、古代中国では南を基準としています。
それは太陽の動きを中心としてみているからです。

さて、八卦はこのように方角に配当されています。
「後天八卦」では東が「震卦」、南が「離卦」、西が「兌卦」、北が「坎卦」、東北が「艮卦」、東南が「巽卦」、西南が「坤卦」、西北が「乾卦」となっています。

この配当は『周易』の「説卦伝(せっかでん)」に
萬物は震に出づ。震は東方なり。巽に齋(ととの)う。巽は東南なり。齋(ととの)うとは、萬物の潔齋を言うなり。離は明なり。萬物皆相見る。南方の卦なり。聖人南面して天下に聽き、明に嚮(むか)いて治むるは、蓋し諸を此に取るなり。坤は地なり。萬物皆養を致す。故に曰く、坤に致役す。兌は正秋なり。萬物の說ぶ所なり。故に曰く、兌に說言す。乾に戰う。乾は西北の卦なり。陰陽相薄(せま)るを言うなり。坎は水なり。正北方の卦なり。勞卦なり。萬物の歸す所なり。故に曰く、坎に勞す。艮は東北の卦なり。萬物の終わりを成す所にて始めを成す所なり。故に曰く、艮に成言す。
と、あるとことからきてます。

この配当は八卦を超えていろいろな方面で使われているので、覚えておいて損はないです。

ちなみに、東西南北を「四正」、東北・東南・西南・西北を「四隅」といいます。

先天八卦
次は「先天八卦」です。

先天八卦

この配当は『周易』の「説卦伝(せっかでん)」に
天地は位を定め、山澤は氣を通じ、雷風は相薄まり、水火は相射(いと)わずして、八卦相錯(まじ)わる。

と書かれている所から来ています。
「先天八卦」では東が「離卦」、南が「乾卦」、西が「坎卦」、北が「坤卦」、東北が「震卦」、東南が「兌卦」、西南が「巽卦」、西北が「艮卦」となっています。
この配当は、対側にある卦の陰陽が真逆になっていることがわかります。
つまり、
乾卦(☰)と坤卦(☷) 天地は位を定める
兌卦(☱)と澤卦(☶) 山澤は氣を通じる
震卦(☳)と巽卦(☴) 雷風は相薄まる
坎卦(☵)と離卦(☲) 水火は相射わず
です。まさに陰陽の交流といってもよいでしょう。

また、この図は「消長平衡(しょうちょうへいこう)」を示しているというおもしろい見解をみました。
言われてみれば確かにその通りなのです。それはどういうことかというと、

「坤卦」で陰気が極まっている状態です。「十二消息卦」でいうと亥の「坤為地」です。
「震卦」で一陽が戻ってきます。「十二消息卦」でいうと子の「地雷復」です。
「離卦」で陰陽相交わります。「十二消息卦」でいうと寅の「地天泰」です。
「兌卦」で陽気が盛んとなり、陰気が無くなる前です。「十二消息卦」でいうと辰の「澤天夬」です。
「乾卦」で陽気が極まっている状態です。「十二消息卦」でいうと巳の「乾為天」です。
「巽卦」で一陰が戻ってきます。「十二消息卦」でいうと午の「天風姤」です。
「坎卦」でで陰陽相交わります。「十二消息卦」でいうと申の「天地否」です。
「艮卦」で陰気が盛んとなり、陽気が無くなる前です。「十二消息卦」でいうと戌の「山地剥」です。

ということです。
「離卦」と「坎卦」で陰陽相交わるとは、「離卦」は☲で陽が陰を閉じ込めており、「坎卦」は☵で陰が陽を閉じ込めており、陰と陽の性質が相交わっているからです。燃えてる火の中心は外側よりも熱くなく、水の外側は冷えて中心は暖かいからです。

ついでに「十二消息卦」も示しておきます。
十二消息卦

このように、八卦には「後天八卦」と「先天八卦」があります。
どのように使い分けるまでは分かっていないので書けませんが、「先天八卦」は天道を表し、「後天八卦」は地道を表すようなので、明確な使い分けがあるんでしょうね。

易はやっぱりすごいです!

今回は、易について少し書きたいと思います。

実はちょこちょこ易をしています。
それは人から頼まれたり、自分自身が迷ったときとかに行っています。
はっきり無理なものは無理と出るのがおもしろいですね。

自分の恋愛を占うと必ず時期尚早みたいな意味の卦が出てしまいます。
「恋愛には早えーんだよ、馬鹿!」と怒られているんでしょう(^_^;)
もう20代も後半なのに…。

さて、最近の八卦の出し方はここで紹介したのと違い、八面体サイコロで行っています。
八面体のサイコロは東急○ンズとかで売っています。
サイコロで八卦をしようと思うと、色違いの八面体サイコロ2個と六面体サイコロ1個がいります。

八面体の出た数字に合わせて上卦と下卦を決め、六面体の数字で爻変を決めます。
これが一番手っとりばやい方法となります。

例えば、上卦と決めたサイコロを振って8、下卦と決めたサイコロを振って5が出たとすると、
8は坤、5は巽と決めているので、この場合は「地風升」となります。
六面体のサイコロを振って3が出たら、「地風升」の三爻変ということになります。
意味はそれぞれで確認してみてください。

こんな感じで占っています。サイコロがなければコインでもやるのですが、
裏と表を間違えやすいのであまりやらないようにしています。

しかし卦が分かったとしても、その解釈を間違えてしまえば意味はないんです。
解釈が難しいときもあります。
時間がたってから、あ~、こういう意味だったのか!ということもよくあるんですよ。

八卦がある程度分かれば、東洋的な見方もかなり分かるようになっていると思います。
是非一度占ってみてください。

ちなみに占い方は Yes/No のどちらかで効かないと意味はないです。
例えば、「試験にうかるかどうか」では意味が無いのです。
出た結果が「受かる」ほうにかかっているのか、「受からない」ほうにかかっているのか分からなくなるので。
占う時は、「試験に受かっている」という聞き方のほうが正確な答えがでます。

是非お試しあれ。
プロフィール

kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

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