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公孫(衝脈)の主治

こんばんは。
少し古典のデータを整理していたら、奇経にかかわるデータを見つけました。
こういうのいろいろ作ってたんですね~。

と、いうわけで長らく放置していた奇経の主治について書いていこうと思います。
今回は『鍼経指南集注(しんぎょうしなんしっちゅう)』という本に書かれているものによります。

『鍼経指南』は元代に書かれた書のひとつで、現在の八脈交会穴の原点となったものです。
これが『鍼灸聚英』や『鍼灸大成』に引かれ、「奇経は八脈交会穴を用いる」というようになったのでしょう。

奇経の主治と取穴について書かれている本は恐らくこれが一番古いものです。
ですから、まずはこの本から検討しないと奇経については語れません。

病名や範囲については、僕にはよくわからないので、みなさんで検討してもらえると助かります。

今回は衝脈(公孫)の主治についてです。

公孫二穴、主治二十七症。
(1)九種心痛:心、胃
(2)痰鬲涎悶:心、胸
(3)臍腹痛脹并脹:三焦、胃
(4)脇肋疼痛:心、脾
(5)産後血迷:心、主
(6)胎衣不下:小腸、胃
(7)泄瀉不止:大腸、胃
(8)痃気疼痛:心、胃
(9)裏急後重:大腸、三焦
(10)傷寒結胸:小腸、心
(11)水膈酒痰:肝、胃
(12)中満不快、反胃嘔吐:胃
(13)腹脇脹満痛:脾、胃
(14)腸風下血:大腸、包絡
(15)大人小児脱肛不収:大腸、肺
(16)気膈:心、肺
(17)食膈不下:胃、脾
(18)食積疼痛:胃、脾
(19)癖気并小児食癖:小腸、心主
(20)児枕痛:小腸、三焦
(21)酒癖:胃、三焦
(22)腹鳴:小腸、胃
(23)血刺痛:肝、脾
(24)小児脾瀉:脾、腎
(25)瀉腹痛:大腸、胃
(26)胸中刺痛:心
(27)瘧疾心痛:心包絡
 右の件の病は公孫が悉(ことごと)く之を主る。先ず公孫を取り、後に内関を取る。

以上です。

正経の病で整理すると、

大腸
小腸
膀胱
包絡
三焦
2
5
14
6
7
5
0
1
4
4
0
2
50

と、なります
これを見ると、圧倒的に脾胃の病が多いことが分かります。脾経の絡穴であるということからも想像はつきますね。
ただ、これに捉われすぎると本質を見失うことになるので、参考程度にしてください。

今回はこんな感じで進めたいと思います。
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内関(陰維脈)の主治

おはようございます。

今回は奇経の主治の続きをしていきたいと思います。
今回は内関(陰維脈)の主治です。

内関二穴、主治の二十五證。
(1)中満不快:心、胃
(2)傷寒不解:心主
(3)心胸痞満:肝、胃
(4)吐逆不定:脾、胃
(5)胸満痰膈:肺、心
(6)腹痛:胃
(7)泄瀉滑腸:大腸
(8)酒痰膈痛:心主
(9)米穀不化:胃
(10)横竪痃気:肝、胃
(11)小児脱肛:大腸、肺
(12)九種心痛:心主、胃
(13)脇肋痛:肝、胆
(14)婦人血刺痛:心、肝
(15)腸鳴:大腸
(16)積塊痛:肝
(17)男子酒癖:脾、肺
(18)水膈并心下痞痛:脾、胃
(19)気膈食不下:胃、心、肺
(20)腹肋脹痛:脾、胃、心主
(21)腸風下血:大腸
(22)傷寒結胸:胃
(23)裏急後重:小腸
(24)食膈不下食:心主、胃
(25)瘧疾寒熱(新添有験):膽
 右の件の病、内関が悉(ことごと)く之れを主る。先に内関を取り、後に公孫を取る。



以上です。
正経の病で整理すると、
大腸
小腸
膀胱
包絡
三焦
4
4
12
5
3
1
0
0
5
0
2
5
41

と、なります。
これより、陰維脈の病証としては胃の病が多く、腎・膀胱・三焦の病が少ないということが分かります。
つまりは水周りが中心の病証にはあまり効かないということなんでしょうか。

今回はこんなとこです。

臨泣(帯脈)の主治

今回は奇経の主治の続きをしていきたいと思います。
今回は臨泣(帯脈)の主治です。


臨泣二穴、主治の二十五證。
(1)足趺腫痛:胃
(2)手足麻:小腸、三焦
(3)手指戦掉:肝、心主
(4)赤眼并冷涙:膀胱
(5)咽喉腫痛:三焦
(6)手足攣急:肝、腎
(7)脇肋痛:胆
(8)牙歯痛:胃、大腸
(9)手足発熱:胃、心主
(10)解利傷寒:膀胱
(11)腿胯痛:胆
(12)脚膝腫痛:胃、肝
(13)四肢不遂:胆
(14)頭風腫:膀胱
(15)頭項腫:膀胱
(16)浮風掻痒:肺
(17)身體腫:腎、胃
(18)身體麻:肝、脾
(19)頭目眩暈:膀胱
(20)筋攣骨痛:肝、胃
(21)頬腮痛:大腸
(22)雷頭風:胆
(23)眼目腫痛:肝、心
(24)中風手足不挙:腎
(25)耳聾:腎、胆

右の件の病、臨泣が悉(ことごと)く之れを主る。先に臨泣を取り、後に外関を取る。



以上です。
正経の病で整理すると、
大腸
小腸
膀胱
包絡
三焦
1
2
6
1
1
1
5
4
2
2
5
6
36

と、なります。
広範囲に効くようですが、特に、胃、膀胱、腎、肝、胆に効くようです。帯脈は全経脈と交会していることから、広範囲に効くのでしょう。
帯脈は、八脈交会穴も胆経にあり、また、流注も胆径にあることから、肝胆の病に効きやすいようです。

今回はこんなとこです。

外関(陽維脈)の主治

奇経の主治の続きをしていきたいと思います。
今回は外関(陽維脈)の主治です。

外関二穴、主治の二十七證。
(1)肢節腫痛:腎
(2)臂膊冷痛:三焦
(3)鼻衄:肺
(4)手足發熱:三焦
(5)手指節痛不能屈:三焦
(6)眉稜中痛:膀胱
(7)手足疼痛:胃
(8)産後惡風:腎、胃
(9)傷寒自汗:胃、肺
(10)頭風:膀胱
(11)四肢不遂:膽、胃
(12)筋骨疼痛:肝、腎
(13)迎風涙出:肝
(14)赤目疼痛:肝、心
(15)腰背腫痛:腎
(16)手足麻疼并無力:胃
(17)眼腫:心
(18)頭風掉眩痛:膀胱
(19)傷寒表熱:膀胱
(20)破傷風:胃、肝
(21)手臂痛:大腸、三焦
(22)頭項痛:小腸
(23)盜汗:心主
(24)目翳或隱澀:肝
(25)産後身腫:胃、腎
(26)腰胯痛:腎
(27)雷頭風:膽

右の件の病、外関が悉(ことごと)く之れを主る。先に外関を取り、後に臨泣を取る。


以上です。
正経の病で整理すると、
大腸
小腸
膀胱
包絡
三焦
2
1
6
0
2
1
4
7
1
4
2
5
35
と、なります。
プロフィール

kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

はじめてこのブログへこられた方はこちらをお読みください。

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