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東洋の星座と西洋の星座

おはようございます。
今回はいつもの古典とは多少(?)離れる「星座」についてです。まぁ自分の趣味全開なお話なのです。

<西洋の星座について>
現在制定されている星座にはどんなものがあるかご存知ですか?
もちろん星占いで有名な黄道十二星座もはいってますよ。

黄道十二星座といえば、「おとめ座」とか「やぎ座」とか「うお座」とかですね。
それ以外では「オリオン座」とか「おおいぬ座」とかが有名でしょうか。

さてさて、それらを合わせるといったいいくつ星座があるかわかりますか?

答えは88個です。

多いような少ないような感じですね!

現在の星座の名称と位置は、2世紀の大天文学者、プトレマイオス(トレミー)という人が制定した48星座を元に付け加えられていったものです。(ただし、プトレマイオスが制定した「アルゴ座」は、現在「ほ座」・「とも座」・「らしんばん座」・「りゅうこつ座」に分割されています。)
詳しく知りたい方は、wikipediaのトレミーの48星座を見てください。

<東洋の星座について>
では、東洋(中国)の星座にはどんなものがあるのでしょうか?
こっちの方はあまり知られていないと思います。

中国の星座の中で有名なものと言えば、二十八宿(にじゅうはっしゅく、にじゅうはっしゅう)ではないしょうか。
「角」「亢」「氐」「房」「心」「尾」「箕」とかです。ちなみにこの七つは合わせて「東方七宿」と呼ばれ、「青龍」を表しています。
他の二十八宿は、wikipediaの二十八宿をご覧ください。
(今回、手抜きが多いな…)
二十八宿については、そのうち記事を書くと思います。いくつか書きたいことがあるので。

中国では二十八宿以外にもいろんな星座がありました。
『史記』天官書には様々な星座が記載されています。
大崎正次氏は、『史記』が書かれたころには二十八宿以外に90の星座、615星があった、と分析されているそうです。
西洋では各天文学者で星座の数が微妙に違っていたとはいえ、ここまで多くはなかったと思います。

数が多くなった理由には、天人合一の思想があるからだと思います。
天人合一とは、地上にあるものと天空のものは対応していて、同じであるという考えです。
例えば、天官書の星座の中には、「正妃」「天市」「南門」といった、事物や王宮と関連する名前が付いているものもあります。
地上にあるものを天空に投影させたというわけですね。

しかし、これは東洋だけでなく、西洋でも同じだと思います。
ただし西洋の方は人物や動物を天に上げたものが星座になった、ということみたいですが。
(別に殺したという意味ではないです。まぁ中にはそんな感じの意味合いが出てくるものもありますが。)

余談ですが、天官書の星座の中には経穴(つぼ)の名前である「太一」(太乙)や、「紫宮」等も出てきたりします。鍼灸も天人合一の影響を受けてますからね。不思議ではないです。

と、そろそろりとめがなくなってきたのでいい加減この辺でやめておこうと思います。
西洋星座に関してもいろいろ書きたいんですけどね~。特に神話なんて結構おもしろいんです。
いろんなところに大神ゼウスが裏を引いていたりして。

と、どんどん関係ないことを書いていきそうなのでこれにて終了。
今までで一番着地点の見えない記事になっちゃいましたね(^^ゞ
まぁそれでも挙げるんですけどね。
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中国星座にも五行の区別あり

こないだはつい思いつきで書きなぐりしたくなった「星座」ですが、また少し書きたくなりました。
中国星座の二十八宿には五行の区別(厳密には七曜)があるので、それをご紹介します。

まず最初に、ちょっとした予備知識から。
中国の星座である二十八宿は白道(はくどう)上にあります。白道とは、簡単にいえば月の通り道のことです。ちなみに星占いに使う十二星座は黄道(こうどう)です。黄道は太陽の通り道にあたります。

それでは、それぞれを見ていきましょう。

東方青龍
角宿(かくしゅく)
(かく)
(もく)
(こう、みずち)
亢宿(こうしゅく)
(こう)
(きん)
(りゅう)
氐宿(ていしゅく)
(てい)
(ど)
(かく、むじな)
房宿(ぼうしゅく)
(ぼう)
(じつ)
(と、うさぎ)
心宿(しんしゅく)
(しん)
(げつ)
(こ、きつね)
尾宿(びしゅく)
(び)
(か)
(こ、とら)
箕宿(きしゅく)
(き)
(すい)
(ひょう)

北方玄武
斗宿(としゅく)
(と)
(もく)
(かい)
牛宿(ぎゅうしゅく)
(ぎゅう)
(きん)
(ぎゅう)
牽牛(けんぎゅう)
女宿(じょしゅく)
(じょ)
(ど)
(ふく、ふくろう)
須女(すじょ)
虚宿(きょしゅく)
(きょ)
(じつ)
(そ、ねずみ)
危宿(きしゅく)
(き)
(じつ)
(えん、つばさ)
室宿(しつしゅく)
(しつ)
(か)
(ちょ、いのしい)
營室(えいしつ)
壁宿(へきしゅく)
(へき)
(すい)
(ゆ)
東壁(とうへき)

西方白虎
奎宿(けいしゅく)
(けい)
(もく)
(ろう、おおかみ)
婁宿(ろしゅく)
(ろ)
(きん)
(こう、いぬ)
胃宿(いしゅく)
(い)
(ど)
(ち、きじ)
昴宿(ぼうしゅく)
(ぼう)
(じつ)
(けい、にわとり)
畢宿(ひつしゅく)
(ひつ)
(げつ)
(う、からす)
觜宿(ししゅく)
(し)
(か)
(こう、さる)
觜嶲(しき)
参宿(しんしゅく)
(しん)
(すい)
(えん、さる)

南方朱雀
井宿(せいしゅく)
(せい)
(もく)
(かん)
東井(とうせい)
鬼宿(きしゅく)
(き)
(きん)
(よう、ひつじ)
輿鬼(よき)
柳宿(りゅうしゅく)
(りゅう)
(ど)
(しょう、のろ)
星宿(せいしゅく)
(せい)
(じつ)
(ば、うま)
七星(しちせい)
張宿(ちょうしゅく)
(ちょう)
(げつ)
鹿(ろく、しか)
翼宿(よくしゅく)
(よく)
(か)
(だ、へび)
軫宿(しんしゅく)
(しん)
(すい)
(いん、みみず)


です。

最初の、東方青龍、北方玄武、西方白虎、南方朱雀とは、四神と呼ばれるものです。
四神とは、四方を護る聖獣のことです。
玄武の「玄」は宋の皇帝(趙玄朗)の諱(いみな)であるので、「玄」を「真」に改めて、「真武」と表現する事もあります。
(余談ですが、漢方の真武湯(しんぶとう)も、元々は玄武湯(げんぶとう)であったのを、同様の理由で改められています。)

一番左と二番目は宿の名前、次は七曜、次は二八方位の動物、最後は『淮南子』天文訓に記載されている二十八宿の名前です。
正史(各王朝の歴史書)では、「角」や「亢」という正式名称で記載されていていますが、民間では「角木蛟」が一般的なようです。明代の『封神演義』でも、「二十八宿正神」の部でも宿、七曜、動物の順番に書かれています。

七曜とは、五行(木・火・土・金・水)に、太陰(月)と太陽(日)を加えたものです。
ちなみに、九曜(くよう)というものもあって、それは七曜に羅睺星(らごうせい)と計都星(けいとせい)を加えたものです。

二十八方位の動物については、中野美代子氏によると、『五行大義』等に記載されている「三十六禽(さんじゅうろっきん)」が元になって決められたとのことです。三十六禽については次の機会にまわしたいと思います。

また、二十八宿と同じようなものに「二十七宿」というものがあります。二十七宿の場合、二十八宿から牛宿を抜いたものです。
二十七宿は占術で扱う場合、「三九の法」でとても便利な側面があるのですが、これは割愛します。


今回は二十八宿の基本的なことについて書きました。この辺りも深く突っ込めばかなり深い世界観になるんですよね。
深いことについても、自分の理解が及んだ時に少しずつ書いていこうと思います。

夏の星座

こんばんは。
先ほど、ぼーっと夜空を見上げていたら、あまり空の条件は良くありませんでしたが、夏の大三角、いて座、さそり座が見えてご満悦になりました。

そこで今回は、夏の星座とむりやり東洋哲学なんかをむすびつけてみようと思います。

夏の代表的なものである、夏の大三角って何座の何という星なのか、覚えている人はいますか?

答えは…
こと座のベガ
わし座のアルタイル
はくちょう座のデネブ

この3つです。

では次の質問です。
七夕の織姫と彦星が含まれているのですが、どの星でしょうか。


答えは…
織姫;こと座のベガ
彦星;わし座のアルタイル

です。

この図のような感じになっています。

夏の大三角

図を見てもらえれば分かるように、はくちょう座は十字形をしています。そこで「北十字」とか「ノーザンクロス」とも呼ばれています。
南の方には有名な「南十字星」がある「みなみじゅうじ座」がありますからね。

このはくちょう座はいろんな星座をみつける便利な目印でもあるんです。
中国の星座である二十八宿もたくさん見つけることができます。今回は西洋の星座と並べて図を作ってみました。

(この図の二十八宿は、かなり適当に書き込んだので間違っている可能性があります。二十八宿の総括的な説明は、中国星座にも五行の区別ありをごらんください。)

夏の星座

デネブ(はくちょうのしっぽ)からアルビレオ(はくちょうのくちばし)を結んで南側にたどっていくと、斗宿(南斗六星)と箕宿(きしゅく)にぶつかります。斗宿と箕宿が所属しているのは「いて座」です。”いて”とは、”射手”のことで、弓矢をつがいて獲物を狙っています。射手が狙っているのはお隣の「さそり座」です。厳密にはさそりの心臓にあたる「アンタレス」(心宿)を狙っています。さそりのはさみ(房宿)がある部分の先には「てんびん座」(氐宿)があります。「てんびん座」はかつては秋分点にあり(現在は「おとめ座」に秋分点がある)、昼と夜が等しくなることから「てんびん」がおかれたといわれています。「てんびん座」の隣は「おとめ座」になりますが、これは春の星座になりますので今回は紹介しません。

氐(てい)、房(ぼう)、心(しん)、尾(び)、箕(き)は、角宿(かくしゅく)と亢宿(こうしゅく)と合わせて東方七宿に属し、青龍(せいりゅう)を象徴しているとされています。

今度は西に目を向けると、いて座の隣には逆三角形の形をした「やぎ座」(牛宿)とみずがめ座(女宿、虚宿、鬼宿)があります。虚宿と鬼宿は「こうま座」や「ペガスス座」にまたがったり、どちらかというと秋の星座に属すので省略します。

斗宿(と)、牛宿(ぎゅう)、女宿(じょ)、虚宿(きょ)、危宿(き)、室宿(しつ)、壁宿(へき)は北方七宿に属し、玄武(げんぶ)を象徴しているとされています。

夏の星座は、一番目立つ夏の大三角によって見つけられるというわけです。

実はこの夏の大三角には百人一首にも詠まれているんです。

かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける

大伴家持(おおとものやかもち)の歌です。
意味は、

天の川を眺めると、鵲(かささぎ)が翼を並べて渡すという橋に、あたかも霜が置いているかのように、星々が輝いている。その冴え冴えと白い光を見れば、夜もすっかり更けてしまったのだなあ。


となるようです。
引用元;百人一首 中納言家持

勘の鋭い方はお気づきでしょうが、このカササギが現在のはくちょう座にあたり、カササギ(はくちょう)の翼が天の川における橋がわりになっているのです。この橋によって、一年に一度織り姫とひこ星は会うことができるのです。

今回はこんなところです。
夏の星座って、自由研究のお題にされたり、お盆の時期にはペルセウス流星群がありますし、何かと話題になりやすいのでやりやすいです。
夏の星座の神話とかもおもしろいんですよ。(星座の神話は季節にかかわらずみんなおもしろいですけど)
例のごとく大神ゼウス様のやんちゃぶりが見られるはくちょう座やわし座、イザナギ・イザナミ神話に似ていること座、医学の神であるアスクレピオスのへびつかい座とか。興味のある人は調べてみてくださいね。

二十八宿と月の満ち欠けって関係あるの?

今回は月に関してです。

こちらで、二十八宿のことについて書かせてもらいました。この二十八宿は暦(カレンダー)に書かれることも多いので、一応日本に浸透していると思いますが、どんなものなのかはあまり知られていないと思います。

そこで今回は、宿曜について調べたことをご紹介しようと思います。

1.二十八宿とは・・・
基本的なことは、こちらに書かせてもらったので、今回は省略します。

2.今日はどの宿にあたるの?
二十八宿の名称がどのようなものであるかは知っていただけたと思いますが、では特定の日の宿を求めようとするとどう調べたらよいのでしょうか?
一番簡単なのは、二十八宿に対応した暦(カレンダー)をみてもらうことですけど、暦によっては二十八宿と似たような二十七宿が載っているものもあって、分からない場合があります。(ちなみに、二十七宿と二十八宿は別ものであり、同じ日でもそれぞれ異なることが多いです。二十七宿については後述します。)二十八宿は、その日の干支と曜日(七曜)が分かれば簡単にだすことができます。
wikipedhiaの記述を要約すると、
”貞享2年正月朔日(ついたち)を星宿とし、以降二十八宿の順番が前後することなく、永遠にサイクルを繰り返している。”
らしいです。
これをもとにすると、このような表ができあがります。(wikipedhia改)
寅午戌
(火局)
亥卯未
(木局)
申子辰
(水局)
巳酉丑
(金局)

この表で、調べたい日の十二支と曜日(七曜)が重なるところをみれば、それがその日の二十八宿になります。
例えば、2012年10月5日は、曜日(七曜)は金(すなわち金曜日)、干支は己亥なので、亥と金が重なる「亢宿」となります。

こちらで紹介している表と照らし合わせてもらうとわかりますが、「亢宿」は、七曜は金、二十八方位の動物は龍である「亢金龍」です。東洋の七曜と西洋の曜日の順番と運営がどうやら同じなのですが、その理由はよくわかりません。どちらかの影響を受けているとか、出所が同じとかからでしょうけど・・・。その辺については今回詳しく知らべていません。何か分かったら追記しておきます。

3.二十七宿って何ですか?
二十八宿と似たようなものに、二十七宿があります。
二十八宿から牛宿が抜けただけで順番は同じです。しかし、二十八宿のようにサイクルが永遠に続くことはなく、二日連続で同じ宿がきたり、1つ飛んだりすることがあります。
何故かというと、旧暦のそれぞれの月の一日が何の宿であるかがあらかじめ決まっているからです。

旧正月一日:室宿
旧二月一日:奎宿
旧三月一日:胃宿
旧四月一日:畢宿
旧五月一日:参宿
旧六月一日:鬼宿
旧七月一日;張宿
旧八月一日:角宿
旧九月一日:氐宿
旧十月一日:心宿
旧十一月一日:斗宿
旧十二月一日:虚宿

となります。
こういう風に順番が決まっているなら、ちゃんとサイクル通りになるのではないのか?と思われるかと思いますが、実はそうではありません。
太陰暦は、一月が29日ないし30日と決まっています。
太陰暦の一年は354日であるので、仮にすべての月が30日あったとすれば、30×12=360日となって6日多くなります。そこで半分(6ヶ月)を30日(大月)、もう半分(6ヶ月)を29日(小月)とすれば、ちょうど354日となってうまく一年の日数と一致させることができます。どの月が大月、小月になるかは年によって違うので、暦を見ない限り分かりません。

また、二十七宿におけるそれぞれの月が持つ1ヶ月の日数は、上表から計算すると、
旧正月:29日
旧二月:29日
旧三月:29日
旧四月:29日
旧五月:29日
旧六月:30日
旧七月:30日
旧八月:29日
旧九月:29日
旧十月:30日
旧十一月:29日
旧十二月:29日

となります。
この日数上ならば、サイクルが途切れることなく永遠に続くのですが、実際はそうはなりません。
この表をみると、太陰暦と同様、基本的には一月を29日もしくは30日としていることが分かります。
しかし、29日が9ヶ月、30日が3ヶ月(旧六月、旧七月、旧十月)であるので、29日が6ヶ月、30日が6ヶ月(しかも小月、大月がどの月になるかは年によって変わる。)である太陰暦とは必ず最低3ヶ月はずれが生じます。

そのため、二十七宿で29日設定である月に大月(30日)があたると2日連続同じ宿がくることになりますし、30日設定の月に小月(29日)が当たると1つ宿が飛ぶことになります。よって、二十八宿と違ってサイクルが永遠に続くことはないのです。

4.月の満ち欠けと宿との関係は?
それで今回のタイトルになるわけです。
二十七宿や二十八宿では、満月や新月に当たる宿が固定されてるようなイメージがあります(ひょっとして私だけ?)。しかし二十七宿では各月の一日に当たる宿が異なるので、満月にはこの宿がめぐる、ということはいえません。

それでは二十八宿ではどうでしょう?
そこで2012年の満月における干支、宿、七曜のデータを持ってきました。

2012/1/9 己巳 危宿 月
2012/2/8 己亥 壁宿 水
2012/3/8 戊辰 奎宿 木
2012/4/7 戊戌 胃宿 土
2012/5/6 丁卯 昴宿 日
2012/6/4 丙申 畢宿 月
2012/7/4 丙寅 参宿 水
2012/8/2 乙未 井宿 木
2012/8/31 甲子 鬼宿 金
2012/9/30 甲午 星宿 日
2012/10/30 甲子 翼宿 火
2012/11/28 癸巳 軫宿 水
2012/12/28 癸亥 亢宿 金

見てもらえればわかりますが、この間にはほとんど関係性を見出せません。
一応、宿が1つ飛んだりしつつも順番通りに動いてはいますが、これは二十八宿から見ている以上、当然といえば当然の結果になります。

というわけで、満月や新月にはこの宿であるとか、この宿になりやすいとかは無いということになります。
ただ、二十七宿では太陰暦の特徴から新月が1日であることが多いので、「この月では新月、満月、上弦の月、下弦の月がこの宿にきやすい」ということは言えます。しかし、それもきやすいというだけのことで、必ずしもそうなるわけではありません。どうしても1日程ずれてしまうことがあります。実際の月の動き方と計算の上での動き方は微妙に違うからです。
それは別に特別なことではなく、現代の太陽暦でもそうなのです。今の太陽暦はかなり精度が良いのですが、それでも地球の自転速度が完全に一定ではないのでそのまま使うわけにはいかず、閏秒を何年かに一度入れて微調整しています。
太陰暦ではこのような微調整があまりできないようなので、一日程度の誤差が出てしまうのは仕方がないことなのだと思います。

今回はこんなところで。
鍼灸とはそんなに関係ないように思えても、じつは関係していることってあると思うのですよ。
中国五術としてまとめられている卜、命、相、山、医は、それぞれ共通したものがありますから、どれか一つ学んだとしても、結局は鍼灸にフィードバックされると思っていますしね。(だから卜(ぼく;易、八卦)に関することもこのブログでは多く言及してたりします。)

今回の月に関してもそうです。月の満ち欠けが人間に100%影響を与えているかと言われれば違うと思いますが、影響を与えている一因子であることは間違いないと思います。
未読ですが、『黄帝蝦蟇経(こうていがまきょう)』という人間と月の満ち欠けに関する古典もあることですし、月についていろいろ知っておいても鍼灸に何かしらのフィードバックができるのではないかと思ってこういう記事を書いています。
今回、月のことでも特に宿曜に関して少し細かく調べようと思ったのは、神戸はり医術研究会さんの影響もあります。

まぁそういいつつも、僕自身がかなり興味のある分野なので勝手に楽しんでいるだけかもしれませんがね。

今回、二十八宿について少し疑問に思ったことをわざとスルーしているのですが、その疑問とかその他何か書きたいことができたらこんな感じのことを書いていこうと思っています。

暦注について

前回は、暦のなかでも二十七宿と二十八宿について少し細かくみました。
暦の中には今日が何月何日を示す以外に、様々な情報が含まれています。それを「暦注」といいます。もちろん、二十八宿、二十七宿も暦注に属します。
今回は、主な暦注をご紹介します。陰陽・五行からきたものがけっこうごろごろとしてますよ。

1.干支(十干十二支)
長くなるので具体的な説明はこちらで。
十干十二支は、年、月、日、時刻にも配当されているので暦注に記されているというわけです。
ちなみに、生まれた時の十干十二支を用いて占うのが「四柱推命」になります。

2.二十四節季
二十四節季とは、簡単にいうとひと月をそれぞれ2つずつに分けていったものです。
現在の二十四節季は、実際の太陽の動き(黄経)によって出されています。
太陽の動きも微妙に変わるので、節季も毎年固定されたものではなく、前の年より1~2日程ずれる場合があります。ここに載せている日は、2012年のもの(小寒、大寒のみ2013年)です。

節月
節気(せっき)
中気(ちゅうき)
節月
節気(せっき)
中気(ちゅうき)
一月
立春
(りっしゅん)
315度
02月04日
雨水
(うすい)
330度
02月19日
七月
立秋
(りっしゅう)
135度
08月07日
処暑
(しょしょ)
150度
08月23日
二月
啓蟄
(けいちつ)
345度
03月05日
春分
(りっしゅん)
0度
03月20日
八月
白露
(はくろ)
165度
09月07日
秋分
(しゅうぶん)
180度
09月22日
三月
清明
(せいめい)
15度
04月04日
穀雨
(こくう)
30度
05月21日
九月
寒露
(かんろ)
195度
10月08日
霜降
(そうこう)
210度
10月23日
四月
立夏
(りっか)
45度
05月05日
小満
(しょうまん)
60度
05月21日
十月
立冬
(りっとう)
225度
11月07日
小雪
(しょうせつ)
240度
11月22日
五月
芒種
(ぼうしゅ)
75度
06月05日
夏至
(げし)
90度
06月21日
十一月
大雪
(たいせつ)
255度
12月07日
冬至
(とうじ)
270度
12月21日
六月
小暑
(しょうしょ)
105度
07月07日
大暑
(たいしょ)
120度
07月22日
十二月
小寒
(しょうかん)
285度
01月05日
大寒
(たいかん)
300度
01月20日

この二十四節季は、太陰太陽暦上では非常に大切な要素となっています。
何故ならば、太陽の運行を元にする太陽暦と月の満ち欠けを元にする太陰暦の季節の解離をなるべくなくす工夫がとれるからです。
太陰太陽暦は、太陽暦と太陰暦を並立しています。太陽も月も自分勝手に動いてます。ある日を両者の正月一日と規定したとしても、そのまま個別に運用すると、太陽暦では正月なのに太陰暦では十二月という風に、両者で月の名称が変わっていってしまいます。
そこで両者を結び付けるルールを作らなくてはなりません。そのルールとは、二十四節季の「中気」を含む月を太陰暦でもその月の名称とする、ということです。

これだけでは分かりにくいので例を挙げると、
九月中気である霜降は、2012年では10月23日に当たります。10月23日の前後の新月は10月15日、11月14日です。
この場合の太陰暦でのひと月は、10月23日(月は新月しんげつ)-11月13日(月は三十日月みそかづき)の30日間となります。このひと月間には「九月」中気の霜降が含まれるので、太陰暦でもこのひと月を「九月」とします。
実際にカレンダーをみてみると、10月15日が旧暦九月一日であり、11月14日は旧暦十月一日となっています。
新暦
月の名称
二十四節季
旧暦
2012年10月15日
新月
――
旧09月01日
2012年10月23日
――
霜降
旧09月09日
2012年11月13日
三十日月
――
旧09月30日
2012年11月14日
新月
――
旧10月01日

これで月の名称に関して問題が無くなったかといえば実はそうではありません。
この方法で運用していても、中気が含まれない月がでてきてしまうことがあり、太陰暦での月の名称がつけられないことがあります。
また、太陽暦の一年は365日で、太陽暦の一年は354日。この差は11日。三年で33日となり、約一ヶ月分ずれてしまいます。

中気と中気の間も約30日。それとほぼ同じ日数が約3年に1回(厳密には19年に7回;メトン周期)確実にずれてしまいます。

そこで、中気を含まないひと月を「閏月」として挿入することによって、このずれを失くしています。
挿入された「閏月」の名称は、そのまえの月を元に付けられます。
五月の次に閏月がきた場合は、「閏五月」となります。

最近では2012年4月-5月に閏月が挿入されてましたので、今年の場合を例として閏月が挿入されるパターンを示しておこうと思います。
新暦
月の名称
二十四節季
旧暦
2012年03月22日
新月
――
旧03月01日
2012年04月20日
三十日月
穀雨
旧03月30日
2012年04月21日
新月
――
旧閏03月01日
2012年05月20日
三十日月
――
旧閏03月30日
2012年05月21日
新月
小満
旧04月01日

04月21日-05月20日のひつ月は、三月中気の穀雨、四月中気の小満が含まれていないので月の名前が決定できません。そこで閏月を挿入したということです。

「閏月」が挿入された年は1年が13ヶ月となるので不便なように感じますが、月の満ち欠けで動いていた昔の東洋人からすれば、そんなに問題はなかったのでしょう。

また、二十四節季は暦を作ること以外にも、生活をする上でいろいろな目安を与えてくれます。
遅霜が発生する「八十八夜」も立春を第一日目とした八十八日目のことですし、「節分」は立春の前の日のことです。
「暑中見舞い」は小暑、大暑の間に出す挨拶状、「残暑見舞い」は立秋、処暑の間に出す挨拶状となっているので、あまり意識せず、二十四節季を使っている場合もあります。


3.七曜
月、火、水、木、金、土、日のことです。
現代のカレンダーで載ってないものはまずないだろうと思います。

4.六曜
先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の六つのことです。
現代のカレンダーでも載っているものが多いと思います。
もとめ方としては、
旧暦
六曜
旧正月一日
先勝
旧二月一日
友引
旧三月一日
先負
旧四月一日
仏滅
旧五月一日
大安
旧六月一日
赤口
旧七月一日
先勝
旧八月一日
友引
旧九月一日
先負
旧十月一日
仏滅
旧十一月一日
大安
旧十二月一日
赤口
とし、旧暦二日以降は、先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口→先勝→・・・と繰り返していきます。

鮑 黎明(パオ ミーリン)氏によると、日本の六曜は、時代とともに名称、順番、意味合いが変化しているとのことです。

六曜の出所は「李淳風時課(りじゅんぶうじか)」で、
大安(たいあん)、留連(りゅうれん)、速喜(そっき)、赤口(しゃっこう)、小吉(しょうきち)、空亡(くうぼう)
の名称、順番であったそうです。

日本でもきちんとこの通りに伝わったのに、江戸時代の寛政、享和の頃には
泰安(たいあん)、流連(りゅうれん)、即吉(そっき)、赤口(しゃっこう)、周吉(しゅうきち)、虚亡(きょぼう)
となり、

ひいては
大安(たいあん)、友引(ともびき)、先勝(せんしょう)、大安(たいあん)、先負(せんぶ)、仏滅(ぶつめつ)
と変わりました。

明治以降ではその順番も変わり、
先勝(せんしょう)、友引(ともびき)、先負(せんぶ)、仏滅(ぶつめつ)大安(たいあん)、大安(たいあん)
となったそうです。
意味も、

たとえば流連は、流連「りゅうれん」→流連「りゅうれん」→友引「ゆういん」という音の変化を受けている。その意味は本来、とどまってつらなる、つまり進みもせず引きもせずその場に居続ける「状態がとどまる」という意味であった。ところが現代では、その字義から「友を引く」。つまりその日行ったことがそれだけでは済まずに「連続して起こる」と解釈され、特に葬儀等を忌むようになったり、今では和尚さんの休日として知られる。

というように変わってきたとのことです。


5.十二直
十二直とは、建、除、満、平、定、執、破、危、成、納、開、閉のことです。
wikipedhiaによると、北斗七星の柄の方角(十二支)と関係があるようです。

6.二十七宿/二十八宿
これは前回やりましたので割愛します。
現在では、暦が二十八宿、占術が二十七宿のことが多いのかもしれません。

7.九星
これも前回ご紹介したので詳細は割愛します。
六十干支と同様、年、月、日、時刻にも九星が配当されています。

8.納音
これは、こちらで説明しているので割愛します。


基本的にはこれぐらいですかね。
見てていただければわかるように、「暦注」には、占い要素のあるものも多いです。
前回紹介した二十七宿/二十八宿もそのような傾向がありますが、その意味合いはここでは多分書かないと思います。通り一遍のものもありますしね。意味合いについて知りたい方は、他のところで参考にしてください。

北斗と南斗

あけましておめでとうございます。というには遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。

さて、今回は北斗と南斗について書こうと思います。
北斗と南斗とは、星座のことです。
北斗は現在ではおおぐま座、南斗はいて座に属しますが、古代中国では北斗と南斗は供に星座の名前になっています。南斗は二十八宿の斗宿のことです。
形はそれぞれ

北斗
北斗七星

南斗
南斗六星

となっています。
星座なので星の数と合わせて北斗は北斗七星、南斗は南斗六星とします。
しかし、中国では北斗は七つの星ではなく、九つの星である(北斗九星)とする場合があります。
それは、北斗七星の柄の部分の後ろから二つ目の星(おおぐま座ζ星、ミザール)が二重星だからです。
図にするとこんな感じですね。
ちなみに、この二重星の名前はアルコルといい、某漫画では死兆星として有名な星です。死兆星についてはまたあとで。

北斗九星

そうすると、北斗は八星ではないかといわれそうですが、実際にその通りで、九番目の星は虚星であり、実在しない星を九番目として九星としているようです。これは中国では九の数字を重んじていることからの影響だと思いますが…。

さて、それぞれ名前もついています。諸説ありますが、『仏説北斗七星延命経』によると、
北斗の升の部分から
貪狼(とんろう)
巨門(こもん)
禄存(ろくそん)
文曲(もんごく)
廉貞(れんてい)
武曲(ぶごく)
破軍(はぐん)

そしてミザールは輔星(ほせい)(出典は恐らく『史記』天官書)、虚星は弼星(ひつせい)と呼ばれています。

南斗も升の部分から
天府(てんぷ)
天梁(てんりょう)
天機(てんき)
天同(てんどう)
天相(てんそう)
七殺(しちさつ)
と呼ばれているようです。(wikipediaより。出典は恐らく紫微斗数系の占術書)

五斗とは
北斗や南斗があるなら、西斗や東斗もあるんじゃないの?と一度は思うと思います。実際、中国人もそうだったようで北斗、南斗に西斗、東斗、中斗を合わせて五斗としています。
しかし、西斗、東斗、中斗は概念的なもので実際にはありません。星数も文献によってちがうようですし…。
『封神演義』によれば、
東斗は四星
西斗は五星
中斗は三星
のようです。

紫微斗数占術での役割
占いの中に紫微斗数というものがあるのですが、これはホロスコープみたいなもので、どの星がどの宮にあるかで占っていくものです。詳しくは「紫微斗数」で調べて見ると分かります。
この占いの基本となる星十四個(甲級主星)には、北斗と南斗の星からとられているようです。
すなわち、
貪狼
巨門
禄存
文曲
廉貞
武曲
破軍
天府
天梁
天機
天同
天相
七殺

紫微(しび)
太陽(たいよう)
太陰(たいいん)
この十四星です。

禄存と文曲、そして左輔(輔星)右弼(弼星)はこの主星の次に重要な甲級助星となっています。
これと『封神演義』と結び付けているものもありますが、恐らく関連性はないと思います。

占いで重要な星の名前のほとんどが北斗と南斗から取られているというのも、星の中でもこれ等は特別なものなのでしょうね。

北斗七星の神話
では少し神話をみてみましょう。
世界各地でいろんな神話がありますが、中国で有名なのは、三国志演義第六十九回「卜周易管輅知機 討漢賊五臣死節」の一説でしょう。

ある少年が田を耕していたところ、管輅(かんろ)が声をかけた。
「少年よ、名と年は?」
「姓は趙、名は顏、年は十九歳です。先生はどなたでしょうか?」
「わしは管輅である。おまえの眉の間に死気が見えている。これでは三日の内に必ず死んでしまうだろう。おまえの顔は美しいでな。寿命が尽きてしまうとはもったいない。」
趙顏は家に帰って急いで父に今のことを伝えた。父親はこれを聞いて管輅の元に急ぎ、地に伏して言う。
「どうか私の子供を救ってください!」
「これは天命なのでな。どうして助けなくてはいけないのだ。」
「年老いた私にはこの子しかいません!どうか救っていただけないでしょうか。」
趙顏も泣いて助けを求めた。管輅はその親子に心うたれ、趙顏に言って聞かせる。
「まずは上等な酒と鹿肉を一塊用意するのだ。明日それらを南の山まで持っていくのだ。その山の大樹の下には囲碁を打つものが二人いるはずだ。一人は北向きに座っていて、赤い上衣を着てその顔はとても悪い。一人は南向きに座っていて白い上衣を着てその顔はとても美しい。おまえは二人が囲碁に熱中しているときを狙い、酒や鹿肉が無くなったらどんどん進めるのだ。二人の飮食が終わるのを待ってから泣いて寿命を求めよ。必ずや寿命を増やしてくれるだろう。但しわしが教えたとは言ってはいかん。」
父親は管輅を家に呼んだ。
次の日、趙顔は酒と鹿肉を携えて南の山の中に入っていった。五、六里ほど行くと、果たして大きい松の樹の下で囲碁を打つものがいた。全然顔を上げない。趙顔は跪いて酒と肉を進める。二人は囲碁に熱中していて、不覚にも己のほしいままに飲み食いした。趙顔が地に伏して泣いて寿命を求める。二人は大いに驚いた。赤い上衣を着けた者が言った。
「これは間違いなく管子のしわざだろう。我ら二人は既にほしいままに飲み食いした。このものの願いを聞き入れよう。」
白い上衣を着けたものが帳簿を取り出してみると、
「おまえは今年十九歳で死ぬことになっていた。私は今”十”の字の上に”九”の字を加えた。おまえの寿命は九十九になったのだ。管輅に二度と天機を漏らすことがないように伝えよ。そうしなければ、必ずや天帝の罰があろう。」
赤い者が筆を出して添え終わると、一陣の香りが風に過ぎ、二人は白鶴の姿になって天へ去って行った。
趙顏が帰って管輅に質問して管輅が答える。
「赤いのを着たのが南斗である。白いのを着ていたのが北斗である。」
「私は北斗九星と聞いたことがありますが、どうして一人なのでしょうか?」
「分けては九、合せては一なのじゃ。北斗は死を主り、南斗は生を主る。今、おまえは寿命を延ばしてもらったのだ。なんの憂いがあろう。」
親子は感謝した。このときより管輅は天帝のとがめを恐れて軽々しく人に占いをしなくなったという。

以上、三国志からの意訳でした。
管輅(かんろ)とは、占いの名人であり、その活躍の一エピソードになります。

私が以前この話を聞いた時には、十九の数字をひっくり返して九十にした、とあったので話に若干のバリーエションがあるようですが、北斗の精と南斗の精に命を伸ばしてもらったというのは共通しています。
北斗は死を主り、南斗は生を主る。北枕とかはこのあたりのことからきているんでしょう。
また、「分けては九、合せては一」というのも道教的な考えであり、鍼灸的な考え方です。

死兆星について
さて、某漫画では死兆星がでてきます。死兆星とは、北斗七星の傍らに輝くといわれている星で、この星が見えるとその人の死期が近いというものです。この星は実は輔星(アルコル)のことです。
古代のアラビアではこのアルコルを目の視力検査に使っていました。と、いうのも、このアルコルは目の悪い人には見えにくい星なのです。
つまり・・・老眼でアルコルが見えなくなる=死期が近い→見えなくなると死ぬ
ということであり、某漫画の見えると死ぬとは180度異なりますが、伝承をうまく漫画に取り入れていておもしろいですよね。

さて、今回はこんなところです。次回は北極星と南極老人星について書こうと思います。

北極星と南極老人星

天文シリーズ、今回は北極星と南極老人星について書いていこうと思います。

北極星
現在の北極星は、こぐま座の星の一つで、ポラリスという名前がついています。
現在の、というちょっと引っかかる言い方をしたのは、実はポラリスは永遠に北極星というわけではなく、そのうち違う星と交替してしまうからです。
何故交替してしまうかというと、地球には歳差運動(さいさうんどう)-独楽を回していると軸が斜めになりつつも回転してると思いますが、あれが歳差運動です-があるから(自転の影響による歳差(春分点と秋分点の移動)、太陽や月の重力の影響による歳差(天の北極と天の南極の移動)、公転運動の影響による歳差(春分点と秋分点の移動))で、この運動の為に天の北極と天の南極も移動してしまいます。
約8000年後にははくちょう座のデネブ、約11000年後にはこと座のベガが北極星となるようです。
また、恒星自体もそれぞれ好き勝手に移動してたりする(特にうしかい座のアルクトゥルスは移動が大きいことで有名で、2.3秒/年というスピード(800年で満月一個分)で移動しているといわれています)ので、恒星といえども、実は星の位置は刻々とかわっているので、その意味でも北極星は永遠に同じ星というのはありえないです。

北極星の中国名
中国では北極星のことを北辰(ほくしん)もしくは紫微(しび)と呼んでいます。
北極星の化身である北辰妙見菩薩(ほくしんみょうげんぼさつ)にも北辰の名が冠せられていますし、道教では北極紫微大帝(ほっきょくしびたいてい)という神様もいます。
この北極紫微大帝は『封神演義』では文王・姫昌の息子、伯邑考が封ぜられたとされています。
太乙という神様も北極星に住むとされています。

中国の神話を探したのですが、まとまったエピソードはみつけられなかったので省略します。

南極星?
北極星があるなら南極星はなんだろうと思うことがあると思います。
残念ながら、現在では天の南極付近に明るい星は存在していないので、南極星はないといってもよいでしょう。
歳差運動により、12000後にはりゅうこつ座のカノープスが南極星になるそうです。

南極老人星
次は南極老人星です。これはりゅうこつ座のカノープスのことで、全天で二番目に明るい星です。
この星は一目見ると長生きできると言われています。
何故そのようなことが言われているかというと、カノープスは一応、東京や京都とかでも見えることは見えるのですが、地平線ぎりぎりにしか見えません。山があれば隠れて見えなかったりもします。
中々見ることができなないので、
見えたらラッキー→何か御利益があるのではないだろうか→長生きできる
という発想なのでしょう。
南の空に見える星なので、北斗と南斗の話でもあったように、南は生を主るという考えからもこう言われるようになったのかもしれません。

まぁ沖縄ぐらいまで南にいくと、かなり高いところで見えるのでそこまでありがたみがありませが。
私は一度、熊本と鹿児島の県境あたりで見たことがあります。言い伝えのように長生きできればいいんですけどね~。大阪・神戸あたりの空とは全然違って面白かったです。冬の天の川もきれいに見えましたしね。

南極老人星は、南極仙翁、寿星とも言い、七福神の寿老人や福禄寿であるとされています。

以上、北極星と南極星の紹介でした。まとまったエピソードがみつからなかったために、なんか小難しい話になってしまいましたね。

明代の小説『封神演義』には、老人星は南極仙翁として登場しています。チョイ役ですが、重要な役割をしています。『西遊記』にも登場しているようですが、こちらもチョイ役のはず。興味ある人は読んでみてください。
プロフィール

kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

はじめてこのブログへこられた方はこちらをお読みください。

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