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流注時日

前回予告した「問子午補寫」ですが、子午流注とはそこまで関係なかったので、あとに回します。
今回は『鍼灸大成』の「流注時日(るちゅうじび)」をみていこうと思います。

「流注時日」
陽日の陽時には陽穴、陰日の陰時には陰穴。
陽は陰を以て闔と為し、陰は陽を以て闔と為す。
闔とは閉なり。閉は則ち本時の天干を以て、某穴と相合すとはこれに鍼す。
陽日にて陰時に遇い、陰日にて陽時に遇えば、則ち前穴已に閉づ。其の合穴を取りてこれに鍼す。
合とは、甲と己が合して土と化し、乙と庚が合して金と化し、丙と辛が合して水と化し,丁と壬が合して木と化し,戊と癸が合して火と化し、五門十変、此れこれを謂うなり。

其の然りとする所以(ゆえん)の者は、陽日腑に注げば則ち気先づ至りて而る後に血行り、陰日臓に注げば則ち血先づ至りて而る後に気行る。
陰陽が順(したが)うとは、気血が順がうゆえんなり。
陽日の六腑は日が値すれば、気を引く。
陰日の六臓は日が値すれば、血を引く。

或ひと曰く、陽日の陽時已に過ぎ、陰日陰時已に過ぎ、遇(たまたま)急疾有るやいかん
曰く、夫妻と子母を互いに用う。必ず其の病に適し,貴と為す爾(のみ)。
妻閉づれば則ち其の夫を鍼し、夫閉づれば則ち其の妻に鍼す。
子閉づれば其の母に鍼し、母閉づれば,其の子に鍼す。
必ず穴と病相宜せば、乃ち鍼すべきなり

噫、穴を用いるは則ち先ず主にして後に客す。
時を用いるは則ち主を棄て賓に従う。
仮如(たとえ)ば,甲日の胆経を主と為し、他の穴を客と為す。
鍼必ず先ず主にして後に客す。
其の甲戌等時は主穴開かずして則ち客穴に鍼す。

按ずるに、日起時にて経を循りて穴を尋る。
時の上に穴有り、穴の上に時有り。
実落を分明せば、必ず上の衍数を数えず。
此の所以(ゆえ)に子午寧守して霊亀を舎す爾(のみ)なり。

霊亀八法専ら奇経八穴と為して設け、其の図は後に具す。
但(ただ)、子午法其の理易明にして其の穴も亦た肘膝内の穴。
豈に子午の流注を逃すこと能わん!


では、今回も気になる所をピックアップしていきましょう。
≪陽日の陽時には陽穴、陰日の陰時には陰穴。陽は陰を以て闔と為し、陰は陽を以て闔と為す。闔とは閉なり。閉は則ち本時の天干を以て、某穴と相合すはこれに鍼す。≫
陽日の陽時に陽経の経穴を指し、陰日の陰時に陰経の経穴を指すので、陽日の陰時と陰日の陽時にはその経穴は既に闔じてしまっています。その為、相合の経穴を代用します。

≪合とは、甲と己が合して土と化し、乙と庚が合して金と化し、丙と辛が合して水と化し、丁と壬が合して木と化し、戊と癸が合して火と化し、五門十変、此れこれを謂うなり。≫
これは前回の最後に書いた「干合」のことです。子午流注では「相合」と言うようですね。
「十変」と言うと、『難経』の三十四難や八難が思い起こされますが、関係性はあるかも知れないですね。
三十四難と八難の「十変」も五行のことですから。


≪其の然りとする所以(ゆえん)の者は、陽日腑に注げば則ち気先ず至りて而る後に血に行り、陰日臓に注げば則ち血先ず至りて而る後に気に行る。陰陽が順(したが)うとは、気血が順がうゆえんなり。陽日の六腑は日が値すれば、気を引く。陰日の六臓は日が値すれば、血を引く。≫
ここは重要なところですね。
陽日:気を引いて血を従わせる。
陰日:血を引いて気を従わせる。
気血は衛気と営気の関係とも言えるでしょう。
陽日には衛気が活動の中心となって営気を従わせ、陰日には栄気が活動の中心となって衛気を従わせる。
ということでしょうね。


≪或ひと曰く、陽日の陽時已に過ぎ、陰日陰時已に過ぎ、遇(たまたま)急疾有るやいかん
曰く、夫妻と子母を互用す。必ず其の病に適し,貴と為す爾(のみ)。妻閉づれば則ち其の夫を鍼し、夫閉づれば則ち其の妻に鍼す。子閉づれば其の母に鍼し、母閉づれば,其の子を鍼す。≫
陽日の陽時や陰日の陰時でないときに急病になった人にはどうすればいいかという質問です。
妻が閉じていれば夫を使い、夫が閉じていれば妻を使う。これは「夫婦互用」のことですね。
母が閉じていれば子を使い、子が閉じていれば母を使う。これは『難経』六十九難によるものですね。上の言葉に合わせて「母子互用」というところでしょうか。
「夫婦互用」が五行相剋、「母子互用」が五行相生ということに注目すべきでしょうね。
つまり、闔穴の時間には互用できるのがあればそれを代用すると言うことでしょう。


≪穴を用いるは則ち先ず主にして後に客す。時を用いるは則ち主を棄て賓に従う。仮如(たとえ)ば,甲日の胆経を主と為し、他の穴を客と為す。鍼必ず先ず主にして後に客す。其の甲戌等時は主穴開かずして則ち客穴に鍼す。≫
どうやら主穴と客穴というものがあって、主穴が子午流注による開穴、客穴が主訴による開穴のことを指すようですが、よく分かりませんでした。ここのところはもう少し調べてみます。


こんな感じです。主穴と絡穴の問題は分かり次第ブログに挙げようと思います。
次は流注の開閉について書かれた「流注開闔(るちゅうかいごう)」をみていきます。
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kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

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