スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

問子午補瀉

では、『鍼灸大成』の「問子午補瀉」を見ていきます。
「問子午補瀉」とは、「子午の補寫を問う」という意味です。

「問子午補瀉」
答えて曰わく、
此れ乃ち宣しく栄衛の法を行らすべし。
故に、左転は子より能く諸陽を外行し、右転は午より能く諸陰を内行す。
人身は則ち陽気は四末より受け、陰気は五臓より受く。亦た外は陽にして内は陰なり。
左転は外より則ち天を象り、右転は内より則ち地を象り、中提は中より則ち人を象る。
一に左、一に右、一に提とは、則ち能く陰陽の内外の気をして、出入と上下が相参じて往来せしめば、栄衛は自ら流通す。
男子は寅に生ず。寅は陽なり。以て陽を主と為す。
故に、左転は順陽と為して之を補い、右転は逆陽と為して之を瀉す。
女子は申に生ず。申は陰なり。以て陰を主と為す。
故に、右転は順陰と為して之を補い、左転は逆陰と為して之を瀉す。
此れ常法なり。
然りて、病有れば陰陽寒熱の不同は則ち転鍼取用の出入にて、当に其の宜しくとする所に適すべし。
仮令(たとえ)ば病熱は則ち陽の経を刺し、以て右は瀉と為し、以て左は補と為す。
病寒は則ち陰の経を刺し、以て右は補と為し、以て左は瀉と為す。
此れ葢し、陰と陽に用い、陽と陰に用いるは通変の法なり。
大凡(おおよそ)、転鍼とは逆順の道にて、当に斯に明らかとすべし。
子の合穴、尺盛んなればこれを補い、其の入に順ずるなり。
午の滎穴、寸盛んなればこれを瀉し、其の出に順ずるなり。


ここの中で言いたいことは、陰と陽による補寫の方法です。
陽(陽経)を陽(左)で以て転針し、陰(陰経)を陰(右)で以て転針することを補法。
陽(陽経)を陰(右)で以て転針し、陰(陰経)を陽(左)で以て転針することを瀉法。
ということです。
これを応用すると、
陽経に熱がある場合は、陽経を右に転針すると瀉法になるので、熱が取れる。
陰経に寒がある場合は、陰経を右に転針すると補法になるので、寒が取れる。
ということになります。

最後の条文はよく分からないですが、寸や尺が出ていることから脈診法でしょう。
そうすると、
子の合穴→胆経の陽陵泉(合土穴) 尺盛んなればこれを補い、其の入に順ずるなり。
午の滎穴→心経の少府(滎火穴)  寸盛んなればこれを瀉し、其の出に順ずるなり。
と解釈できますが、六部定位だと胆は左関上、心は左寸口なので合いません。
そこで気口九道脈という脈診で考えてみると、胆は尺の外、心は寸口の深なので一致します。

たぶん気口九道脈で考えているのでしょう。
気口九道脈とは、寸關尺をされぞれ三つの部分に分け、脈の走行によってどの経が病んでいるかを診る脈診です。
内と外、浅と深によって診ます。即ち、
寸口の内…肝、寸口の外…膀胱
関上の内…脾、関上の外…胃
尺中の内…腎、尺中の外…胆

寸口中央の浅…小腸、寸口の中央の深…心
関上…心主
尺中中央の浅…肺、寸口中央の深…大腸
という感じです。
この脈診では奇經八脉も分かるようですが、僕はそこまでは診れません。

さて、これで主な子午流注に関する記述をみてこれました。まだ、「子午迎隨の補寫」等ものこっているのですが、これぐらいにしておきましょう。

次は、子午流注と同じような考え方をしている「霊亀八法(れいきはっぽう)」「飛騰八法(ひとうはっぽう)」をみていきたいと思います。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

はじめてこのブログへこられた方はこちらをお読みください。

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

09月 | 2017年10月 | 11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


カテゴリ
FC2カウンター
FC2ランキング
メールフォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

人気ページ
日めくりカレンダー
検索BOX・タグ一覧
サイト内検索

全記事一覧,全タグ一覧へ

最近の記事+コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。