スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

陰陽論とは

それではまず、陰陽論からみてきたいと思います。

陰陽論は、突き詰めれば八卦になるということは、周易のところでお話したとおりですが、そもそも「陰陽論」とはどういうものなのでしょうか。

goo辞書によると、
〔陰と陽。中国の易学でいう、宇宙の万物に働く相反する性格のもの。天・男・日・昼・動・明などは陽、地・女・月・夜・静・暗などは陰であるという。おんよう。〕
というようになっています。
この"相反"というのがポイントになってきます。
goo辞書ではまだ適切な解説ですが、よく「この世は全て陰と陽の2つから成り立っている」のが陰陽論だという説明が見られますが、それは正しくないです。
必ず比較対象があるものでしか陰と陽は分けることができません。

例えば、「熱」は陽、「寒」は陰ですが、この寒熱は何と比べて熱い、寒いが分かれるのでしょうか?

ぽつんと何か物があるとします。ただ見てるだけではそれが熱いのか冷たいのかは分かりませんよね。
どのようにしたら熱いのか寒いのかが分かるでしょうか。一番手っ取り早いのは触る事ですよね。
触る事によって、「物と体温が触れることによって熱い寒いの判断ができた」=「物体と体温が関係性を持った」からで、見ていただけでは「温度に関して」はその物体との関係は無かったということになります。
関係性のないものに、陰と陽は分けることができません。「熱い」や「冷たい」にすら分類できませんからね。

つまり、陰と陽は何かしらの関係がなければ分けることができないということです。
逆にいうと、何かしらの関係があれば、陰と陽に分けることができるということになります。
これはまず押さえておかなければならない概念です。

それでは、どういうものが陰で、陽なのかを見ていきます。こういうのは教科書でもあるかと思います。

太陽(日)奇数
太陰(月)偶数

こういうような感じですね。

それではどういったものが「陰」「陽」かというと、動的なものを「陽」、静的なものを「陰」とします。
動的なものとは、光っているもの、温暖なもの、上昇しているもの、主になって動いているもの、外向性なもの、無形なもの、清らかなもの等です。
静的なものとは、暗いもの、寒冷なもの、加工しているもの、動かされているもの、内向性なもの、有形なもの、汚いものなどです。
これらを関連性のある事象ごとに「陰」と「陽」とに振り分けることによって、その事象の成り立ちを考えるというのが、陰陽論の本質です。

また、同じ物でもある人は「冷たい」と感じても、ある人からは「温かい」と感じる場合もあります。
冷たいと感じた人はそれを「陰」と判断しますが、「温かい」と感じた人は「陽」であると判断しますよね。
このように、同じ物でも関係性によっては「陰」と「陽」が逆転しうることもあります。
これも理解しておかないと後で混乱のもとになってしまいます。

これを押さえておかないと、ここではこれを「陽」といっていたのに、なんでここでは「陰」なのだろうか、という疑問がたくさんでてくることになります。
何と何を比較しているのか。それを先ず第一に考えなければなりません。
比較して、上記のような条件に当てはめることによって「陰」と「陽」がどのように配当されたのかをその都度考えるようにしていけば良いと思います。

それでは次から陰と陽にはどういうような関係性があるのかをみていこうと思います。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

 東洋医学概論の教科書の陰陽五行学説より、このブログの方が、よっぽどわかりやすい。

 この連載に期待!!

 何時ぞやの「灸点治療法」僕の灸の先生に見せたら、「僕の師匠が持っていた本だ」と懐かしげでしたよ。お灸の順番など見せていたら「これは臨床を知っている人でないと書けない」と高い評価をしていました。良い本を見つけて頂きありがとうございます。書く余裕が出来たら、僕なりの灸点治療法、雑話風にまとめてみたいと思います。

ありがとうございます

ありがとうございます。
教科書より分かりやすいというのは言いすぎではないでしょうか(^_^;)

このシリーズでは、自分の知っていることをなるべく鍼灸とからめて書いていこうと思っています。
陰陽と五行が終われば、それらを統合した考えつまり十干十二支(六十干支)や数字について書いていこうと思っています。
それは子午流注のシリーズの補完となると思っているので、運気論が分かりやくなると思います。

沢田流のお灸、楽しみにしています。
プロフィール

kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

はじめてこのブログへこられた方はこちらをお読みください。

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

05月 | 2017年06月 | 07月
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -


カテゴリ
FC2カウンター
FC2ランキング
メールフォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

人気ページ
日めくりカレンダー
検索BOX・タグ一覧
サイト内検索

全記事一覧,全タグ一覧へ

最近の記事+コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。