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陰陽の性質 陰陽並行と陰陽消長と陰陽転化

陰陽並行(いんようへいこう)
陰と陽は並行関係つまり常に一定を保とうとします。
身体で言う所のホメオシタシスですね。
この並行関係がくずれてしまうと、病気等の何かしらの異変を引き起こしてしまいます。

鍼灸では陰と陽のバランスがどうなっているのかを診て、病状を判断します。
「陽盛(ようせい)」、「陽虚(ようきょ)」、「陰盛(いんせい)」、「陰虚(いんきょ)」という具合ですね。

「陽盛」は、陽気の働きが盛んで、陰気の働きが落ちている状態です。陽は熱、陰は水分なので、乾燥しやすくなります。
「陽虚」は、陽気の働きが落ちている状態です。熱が足りない為に、冷えやむくみといった症状がでます。
「陰盛」は、陰気の働きが盛んで、陽気の働きが落ちている状態です。熱がない為に冷えやむくみといった症状がでます。
「陰虚」は、陰気の働きが落ちている状態です。熱が勝つため乾燥しやすく、熱がこもりやすくなります。

「陽盛」と「陰虚」、「陽虚」と「陰盛」は症状は似ていますが、原因は違います。
これを見極めることが大切になってきますね。

これらの例をみて分かる通り、陰と陽は並行関係にないと身体に異変が出てしまいす。
そうならない為にも、陰と陽は並行関係を保つことが大切です。


消長平衡(しょうちょうへこう)
また、陰陽は対立しているので時間などによって常に量的変化をしています。
例えば、夜から朝にかけていく場合を考えると、陰は夜で朝は陽ですから、時間がたてばたつほど陰が減少していき、陽が増加していきます。この関係を「陰消陽長(いんしょうようちょう)」といいます。
また、昼から夜にかけていく場合を考えると、時間がたてばたつほど陽がが減少していき、陰が増加していきます。この関係を「陽消陰長(ようしょういんちょう)」といいます。
「陰消陽長」と「陽消陰長」は、易の「十二消息卦(じゅうにしょうそくか)」というものでもみることができます。
「十二消息卦」とは、下の図のようなものです。

十二消息卦

易を十二月に配当するとこのようになります。
ここで記号の意味を簡単に説明しておきますと、棒線が陽、破線が陰を表しています。
易は陰と陽を3つ積み重ねた物で、どのように積み重なったかによって卦が変わってきます。
例えば、☷は陰が3つ積み重なったもので、坤卦となり、地を表しています。
             ☷
更に坤卦が加わると☷となり、これは「坤為地」という卦になります。最終的には2つの卦を組み合わせてみるものなのです。        
くわしくは周易のところをみてください。

この図をみていると、陰と陽が増えたり減ったりしているのを確認できると思います。
ここでの「陰消陽長」とは、子の「地雷復」、丑の「地沢臨」、寅の「地天泰」、卯の「雷天大壮」、辰の「沢天夬」が該当します。
だんだん陰の勢力が弱まり、陽の勢力が強くなっていくのがわかると思います。

ここでの「陽消陰長」とは、午の「天風姤」、未の「天山遯」、申の「天地否」、酉の「風地観」、戌の「山地剥」が該当します。
だんだん陽の勢力が弱まり、陰の勢力が強くなっていくのがわかると思います。

この様に対立を繰り返しながらも全体的には並行関係を保っている関係を「消長平衡」といいます。


陰陽転化(いんようてんか)
さて、陰陽は「消長平衡」によって、対立を繰り返していますが、対立をしていると陰陽のどちらか偏るときが必ずきます。
「十二消息卦」でいうと、巳の「乾為天」と亥の「坤為地」です。「乾為天」では陽に偏っている状態、「坤為地」は陰に偏っている状態です。このままずっと偏ったままかというと、そうではありません。
平家物語の初めにある「盛者必衰の理をあらわす」というのが端的に説明している言葉で、栄華(=陽)を極めた後は必ず没落(=陰)します。
これを陰陽で考えると、陰が極まってしまうと陽に変化するようになり、陽が極まってしまうと陰に変化してしまうということです。
「陰極まれば陽」、「陽極まれば陰」という表現は、このことを意味しています。
「十二消息卦」では、巳の「乾為天」で陽が極まると一陰が生じて午の「天風姤」となります。
亥の「坤為地」で陰が極まると、一陽が生じて子の「地雷復」となります。
特に「地雷復」はそこから春の兆しが見えてくることから「一陽来復」とも呼ばれます。
このように、陰と陽が互いに変化することによって、陰陽の並行を保つことを「陰陽転化」といいます。



これらから考えると、「消長平衡」と「陰陽転化」によって「陰陽並行」が保たれているということです。
その為、陰陽のバランスも「消長平衡」の内なら多少崩れても大丈夫といえますが、この多少から大きく外れてしまうと身体の調子を崩してしまうということなので、よくありません。
よって、陰陽のバランスがどのぐらい崩れているかを見極めるのも大切になってきます。

これで、陰陽の関係性はだいたい終わりました。
次は五行についてみていきたいと思います。
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kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

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