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五行の性質 五行相生と五行相剋

では、五行の関係性をみていきたいと思います。

五行相生
まず五行は互いを生みだす関係にあります。これを「五行相生(ごぎょうそうしょう、ごぎょうそうせい)」といいます。

「木生火(もくしょうか)」
               木は自然に発火して燃えることがよくあります。
               よって「木行」は「火行」をうみます。
「火生土(かしょうど)」
               ものが燃えると灰になり、灰は土になります。
               よって「火行」は「土行」をうみます。
「土生金(どしょうごん)」
               土は長年つもりにつもると金属となります。
               よって「土行」は「金行」をうみます。
「金生水(ごんしょうすい)」
               冬場に金属は結露しやすくなります。
               よって「金行」は「水行」をうみます。
「水生木(すいしょうもく)」
               水は植物をよく育てます。
               よって「水行」は「木行」をうみます。

生みだすものを「母」、生みだされる方を「子」といいます。

この考え方は『難経』六十九難によって応用されることになります。
「虚なる者は其の母を補い、実する者はその子を瀉らす。」というのが、六十九難の主旨です。
「虚なる者は其の母を補う」というのは、母に当たる五行の力を強めることによって自分を生みだす確立を増やし、虚(力のない状態)を平(問題ない状態)に持っていきやすくさせるということです。

逆に「実する者はその子を瀉らす」というのは、自分の子供が虚になっているのでそれを補わせる為に自身の一部が相生によって子に変化します。変化させた分だけ自身は減るので、力がなくなるということになります。
これが「瀉らす」ということです。


五行相剋
また、各五行にはある決まった相手を抑えつける関係があり、これを「相克(そうこく)」といいます。

「木克土(もっこくど)」
             「木行」は栄養分を「土行」から得て大きく育ちます。
             すると、「土」は栄養分を「木」にとられてやせてしまいます。 
「土克水(どこくすい)」
             堤防である「土」は川の「水」をせき止めてくれます。
             すると、「水」は「土」に邪魔されてすすめません。 
「水克火(すいこくか)」
             「水」は「火」の勢いを止め、場合によっては消すことができます。
             すると、「火」は「水」があると勢いよく燃えることができません。 
「火克金(かこくごん)」
             「火」は「金」を溶かすので加工するのに大変役に立ちます。
             すると、「金」は「火」によって硬さが失われてしまいます。
「金克木(ごんこくもく)」
             斧の「金」は「木」を切ることができます。
             すると、「木」は「金」に倒されてしまうのです。 

自身が克されるものを「鬼(き)」と言い、克すものを「破(は)」と言います。
例えば「木克土」なら、「木」から見ると「土」は「破」で、「土」から見ると「木」は「鬼」です。
 
鍼灸でいうと、『難経』五十三難による「七伝」がこれに当たると思います。
「七傳なる者は其の勝つ所に傳うるなり。(略)假令(たと)えば、心病肺に傳わらせば、肺は肝に傳え、肝は脾に傳え、脾は腎に傳え、腎は心に傳える。一藏再び傷られず。故に七傳なる者は死すと言うなり。」
つまり、病が相剋で伝わっていってしまうといづれは死んでしまうということです。

このように、五行相剋というとマイナスイメージがあるのですが、実はそうでもありません。
最近、五蔵それぞれが正常に機能するためには相剋関係も必要であるというのに気が付きました。

何のために相剋が起きているのか。それはそれぞれの五行が正常に働くために起こるからです。

「木克土」
      「土行」の「稼穡」が働き過ぎて実り過ぎないように、「木行」の「曲直」によって正常を保つ。

「土克水」
      「水行」の「潤下」が働き過ぎて水浸しにならないように、「土行」の「稼穡」によって正常を保つ。

「水克火」
      「火行」の「炎上」が働き過ぎて熱がで過ぎないように、「水行」の「潤下」によって正常を保つ。

「火克金」
      「金行」の「従革」が働き過ぎて革め過ぎないように、「火行」の「炎上」によって正常を保つ。

「金克木」
      「木行」の「曲直」が働き過ぎて伸び過ぎないように、「金行」の「従革」によって正常を保つ。

ということではないでしょうか。
相剋で悪いイメージがつくのは、この相剋が過剰に働いてしまう場合だと思います。
五行相剋が過剰に働いたり、相剋が逆転してしまう場合もあるんですが、それは次にまわしたいと思います。
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プロフィール

kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

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