スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

数字の配当その1 生数

では数字の配当についてみていきたいと思います。

陰陽論では奇数は陽、偶数は陰となっています。
つまり、
一・三・五・七・九…陽数
二・四・六・八・十…陰数
となります。

次に五行の配当についてみてみます。
数字にも五行の配当があるのは意外かもしれませんが、古典を読んでいるとよく五行と数字を一緒に書いている場合もあります。その場合は何かしらの意味があるということです。

それではみていきましょう。
古典の言葉によって解説しているので、分かりにくいところはいっぱいあると思います。
分からなかったら、各説明の最後をみてもらえれば結構です。



「一」は「水行」です。何故「水行」なのか。
『五行大義(ごぎょうたいぎ)』には、
「天の數(すう)は陽と合して一と為す。水は陰物と雖も、陽は内に在り。陽の始に従る。」
という説明があります。これだけはなんのことかさっぱり分かりませんが、ひとつひとつ分解してみると分かると思います。

「天の數(すう)は陽と合して一と為す。」
天は即ち陽であるので、一は陽の数であるという意味です。

「水は陰物と雖ども、陽は内に在り。」
水は陰に属しているものなのにも関わらずどうして陽に属すのかという説明をしています。これは八卦に関係しています。八卦すなわち周易に関しての詳しいことは周易をみてください。
水は八卦で言うと坎卦。坎卦は☵で上下の陰の中に陽が挟まれている形となります。「陽は内に在り」とはこのことを指しています。

「陽の始(はじめ)に従る」
坎卦にある一陽を以て陽の初めと見るからです。

これで以て水を一に配当しているということです。
分かったような分からないような感じかもしれません。
もっと分かりやすくいうと、やはり生命が生きていくためには水が必要だから水を最初にもってきた、と解釈した方が良いでしょう。この方が分かりやすいですし。



「二」は「火行」です。
『五行大義』には、
「陽極まって陰を生じ、陰は午に始まる。始め亦た二無し。陰陽の二氣は其の始めに有り。正に應ずること一と言うべくして二と云うは、陽の尊きを以ての故なり。尊きは既に始めを括(くく)る。陰は卑しくして贄(たす)けて和配す。故に能く生じて陽の數は陰を偶して火の中に在り。火は陽物と雖も義は陰に従って陰の始に配合す。故に始めに従いて義を立てる。」
とあります。
ここはかなり難解です。

「陽極まって陰を生じ、陰は午に始まる。」
「陽極まって陰を生ず」は陰陽論のところでやった陰陽転化のことですね。
「陰は午に始まる」とは、午は十二消息卦では「天風姤」。陽の極まりである巳の「乾為天」から一陰が生じた形となっているので、「陰は午に始まる」といいます。

「始め亦た二無し。陰陽の二氣は其の始めに有り。」
始め(一)は二では無いという当たり前のことと、陰と陽の二つの気はそれぞれ始めがあるということを言っています。

「正に應ずること一と言うべくして二と云うは、陽の尊きを以ての故なり。尊きは既に始めを括(くく)る」
二は陰の初めであるので一としても良いはずなのにどうしてそうしないのかというと、陽は尊きものなので陰よりも優先すべきであるから、というようなことが書かれています。

「陰は卑しくして贄(たす)けて和配す。故に能く生じて陽の數は陰を偶して火の中に在り。火は陽物と雖も義は陰に従って陰の始に配合す。故に始めに従いて義を立てる。」
陰は陽を助けて結合します。その為、陰は陽によって生まれ、陽の数は陰とペアとなって火の中にあるとなります。
どうしてペアになることが火になるかというと、八卦によるものです。

火は八卦でいうと離卦☲で上下の陽の中に陰が挟まれている形となります。
これによって火自体は陰陽でいうと陽ですが、陰の義も含まれているとなります。
この義によって火を一ではなく、二に配当しているとなります。

これも分かったような分からないような感じですよね。
人間が生きていく中で水の次に何が必要かと言われれば、まず火になりますよね。
火の熱がないと体温が維持できないので生きていけませんし、調理もできませんし、暖もとれません。
火を二に持ってきた理由はこういうことだと解釈すればたぶん大丈夫です。



「三」は「木行」です。
『五行大義』には、
「木は陽に配して動き、左して東方に長じ、長ずれば則ち滋繁し、滋繁すれば則ち數増す。」
とあります。
これは説明しにくいですね…。

「木は陽に配して動く」
これは木は陽に属しているということです。二のところの説明で、「陰は陽を助けて結合する。」と書きましたが、これはそれを受けてのことでもあります。
一と二である水と火が一緒になればどうなるでしょうか。水蒸気になりますよね。水蒸気は自由に動き回ります。
結合するということは、足し合わせるということです。つまり一+二=三。これによって三は「動く」を本質にもつことになります。

「左して東方に長じ、長ずれば則ち滋繁し、滋繁すれば則ち數増す。」
これは陽の一からみて左(陽)に動くと陽の三になるからです。何故そうなるのかといえば、周易の「後天八卦(こうてんはっか)」をみてもらえれば分かるかと思います。周易で一は北の「坎卦」に当たり、三は東の「震卦」に当たります。よって、「坎卦」から左転すると「震卦」につくからです。「艮卦」に当たるのではないかと言われそうですが、この場合は、「四正」のみを考えているからです。
また、「震卦」の卦徳は「動」であることを思い出してくださいね。
そして、動くということは成長するということです。木行の「曲直」⇒「曲がったり、真っ直ぐになること」を思い出してください。
そして成長するということは数が増えるとういことです。

これによって、三に木行がきます。
まだ一と二と比べれば分かりやすい方でしょうか…。
人が生活する上で、「水」と「火」の次に必要となってくるのは食べ物ですよね。食べていかなければ生きることができません。食べ物の代表を「植物」として「木」とする。
多少強引ですが、このように解釈すれば良いと思います。



「四」は「金行」です。
五行大義には、
「陰は陽の消を佐(たす)け、陰道は右に轉じて西に居る。陽の後に在りて、理等しき義無し。」
とあります。
これもちょっと難しいですね。

「陰は陽の消を佐(たす)く」
これは、陰陽論でやった消長平衡のことですね。陰は陽が消えていくのを助けるとあるので、「陽消陰長」を意味します。

「陰道は右に轉じて西に居る。陽の後に在りて、理等しき義無し。」
これも「後天八卦(こうてんはっか)」に係わっています。既に坎には一、離には二、震には三が入っています。三から右転すると坎にりますが、それを通り越して兌にいくからです。

こんな感じですか。
人が生活する上で、「水」、「火」、「木」ときたら何になるでしょうか。それは木を切ったりするのに当然刃物が必要となってきます。刃物は「金」です。
これも強引ですが、このように解釈すれば良いと思います。



「五」は「土行」です。
『五行大義』には、
「陰陽の數は始めて一周し、然る後に陽は中に達して四行を総括す。包めば則ち弥(いよいよ)多し。」
とあります。
陰と陽の数は、四で一周します。一周したあとどうなるかというと、中心に来ることになります。
土は中心に居座り、他の四行(木行、火行、金行、水行)を統べることになり、土が他の四行と結合していくことで新たらしいものを生みだす原動力になります。
「土行」の「含散・持實」⇒「包容力」・「実のあるものを保持するもの」を思い出してください。

こんな感じです。


一から五までの数字は基本の数字となります。その為一から五までを「生数(しょうすう)」と言います。
これを後天八卦と組み合わせてみるとこうなります。

生数

六から十までの数字も「生数」と「土行」の五と深い関わりあいがあるので、次はそれをみていきましょう。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

はじめてこのブログへこられた方はこちらをお読みください。

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

07月 | 2017年08月 | 09月
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


カテゴリ
FC2カウンター
FC2ランキング
メールフォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

人気ページ
日めくりカレンダー
検索BOX・タグ一覧
サイト内検索

全記事一覧,全タグ一覧へ

最近の記事+コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。