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奇経治療について その8(督脈)

いろいろあって更新できませんでしたが、学校も夏休みに入り、時間がたくさんあるので奇経について一気に更新していくことにします。あと3つですしね。

しかししばらく見てない間にかなりカウンターが回ってる気が
この一週間の間にいろんな人が見てくれたのでしょうか。
そういう人たちの為にもとっとと奇経は終わらせていきますよ。



さてさて今回は督脈です。といっても、督脈と任脈は『素問』に詳しく書かれていますし、奇経の中でも特に知られるものなので、得れることは少ないかもしれないですが…。

まぁ、いつも通りのいきあたりばったりでやっていこうと思います。

『奇經八脉攷』の流注
督は乃ち陽脈の海なり。その脈は督下の胞中より起こり、少腹に至る。
乃ち腰間骨門の中央を下行し、溺孔の端に繋がる。男子は茎下を循りて簒に至り、女子は陰器を絡う。
簒の間に合し、倶に簒の後の屏翳穴を繞う。別ちて臀を繞い、少陽に至る。
太陽中の絡なる者と合す。少陰は股の内廉を上り、會陽より脊を貫き、長強穴で會い、少陰と會う。
脊の裏を弁じて上行し、腰輸、腰關、命門、懸樞の脊を歴す。

『鍼灸甲乙経』の穴性
長強…督脉の別絡。少陰の結ぶ所。
腰兪…督脉の氣の發する所。
陽関…経穴の記載なし。
命門…督脉の氣の發する所。
懸樞…督脉の氣の發する所。
脊中…督脉の氣の發する所。
中枢…経穴の記載なし。
筋縮…督脉の氣の發する所。
至陽…督脉の氣の發する所。
霊台…経穴の記載なし。
神堂…督脉の氣の發する所。
身柱…督脉の氣の發する所。
陶道…督脉、足太陽の會。
大椎…三陽、督脉の會。
瘂門…督脉、陽維の會。
風府…督脉、陽維の會。
腦戸…督脉、足太陽の會。
強間…督脉の氣の發する所。
後頂…督脉の氣の發する所。
百会…督脉、足太陽の會。
前頂…督脉の氣の發する所。
顖会…督脉の氣の發する所。
神庭…督脉、足太陽、陽明の會。
素髎…督脉の氣の發する所。
水溝…督脉、手陽明の會。
兌端…手陽明脉氣の發する所。
齦交…記載なし。

後渓…手太陽脉の注ぐ所なり、兪と爲す。


督脈はそんなに変なことはなかったですね。やはり『素問』、『霊枢』に記載のあるものはほぼそのまま踏襲されていっているということでしょうね。

『奇經八脉攷』では督脈が起こった付近しか書かれていない感じですが、おそらく経穴がたくさんあるので最初だけにしておいてのでしょう。

『鍼灸甲乙経』には経穴の記載のないものがちらほら見受けられます。
「(腰)陽関」、「中枢」、「霊台」の3穴です。しかしこれは別に不思議なことではなく、『鍼灸甲乙経』には背部兪穴の厥陰兪の記載もないので、これらは晋の時代以降に見つけられた経穴だと考えられます。

『奇經八脉攷』では督脈については、
督脈は会陰より起こり、背を循りて身の後ろを行ぐる。陽脈の総督と為す。故に陽脈の海と曰う。
といっています。
つまり督脈は陽脈を総括するものなのでしょう。陽維脈、帯脈、陽蹻脈も流注が陽経を通って行くので陽の作用が強いと思われますが、督脈はそれらを総括しているというので、これらを強める働きや一番陽の作用が強いものだと思います。

その為、後渓-申脈というのは、申脈によって陽蹻脈を生じさせ、督脈によって作用を強めるということでしょう。

次は陰蹻脈ですが、続きは奇経治療について その9(陰蹻脈)で。
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kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

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