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奇経治療について その10(任脈)

さて、任脉です。

『奇經八脉攷』の流注
任は陰脈の海と為す。その脈は中極の下の少腹の内の會陰の分より起こる。上行して外に出で、曲胃を循り、毛際を上りて中極に至る。足の厥陰、太陰、少陰と同じくして並び、腹裏を行り、関元を行る。
乃び石門、氣海を歴し、陰交で足の少陽、衝脈と會う。神闕、水分を循り、建里を歴す。下關で足の太陰と會い、中脘で手の太陰、少陽、足の陽明と會う。上腕、巨關、鳩尾、中庭、膻中、玉堂、紫宮、華蓋、璇璣を上り、咽喉を上る。天突、廉泉で陰維と會う。頣を上り承漿を循り、環唇上で手足の陽明と督脈に會い、下りて齦交に至る。復、出でて別れて面を循り、两目の下の中央に繫る。凡そ二十七穴。

『鍼灸甲乙経』の穴性
会陰…任脉別絡。督脉を挟む衝脉の會。
曲骨…任脉。足厥陰の會。
中極…膀胱の募なり。足三陰、任脉の會。
関元…足三陰、任脉の會。
石門…三焦の募なり。任脉の氣の發する所。
気海…任脉の氣の發する所。
陰交…任脉の氣の發する所。
神闕…経穴の記載なし。
水分…任脉の氣の發する所。
下脘…足太陰、任脉の會。
建里…記載なし。
上脘…任脉、足陽明、手太陽の會。
巨關…心の募なり。
鳩尾…任脉の別、
中庭…胃の募なり。手太陽、少陽、足陽明生ずる所、任脉の會。
膻中…記載なし。
玉堂…任脉の氣の發する所。
紫宮…任脉の氣の發する所。
華蓋…任脉の氣の發する所。
璇璣…任脉の氣の發する所。
天突…陰維、任脉の會。
廉泉…陰維、任脉の會。
承漿…足陽明、任脉の會。

列欠…手太陰の絡。分かちて陽明なる者に走る。

任脈の流注もほとんど変わらないですね。見つかっていなかったと思われる神闕と最後に齦交が来ているだけの違いです。
やはり『素問』・『霊枢』に記載のある督脈・任脈は流注がそこまで変わらない感じです。

任脈について『奇經八脉攷』では、
任脈は會陰より起こり、腹を循りて身の前を行り、陰脈の承任と為す。故に陰脈の海と曰う。

とあります。承任とは身体について任されているという意味だと思います。
陰脈の海とあるので、陰維脈・衝脈・陰蹻脈といった陰の作用のあるもののうち、陰の作用が一番強いということになります。

つまり任脈は陰の作用が最も強いもので、身体のバランスを主っているものなんでしょう。

その為、列欠-照海は照海で陰蹻脈を生じさせて任脈でその作用を強化させているのだと思います。

これですべての奇経について書けました。

今度は作用について考察したいのですが、おそらくその内容は学校の方に投稿すると思うので、しばらくこっちの方では書きません。学校に提出し終わった時や、結局奇経については書かなかった時に挙げることにします。

次は今までのことをまとめていきたいと思います。
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kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

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