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『難経』について

今回は『難経(なんぎょう)』です。

『難経』は秦越人(しんえつじん)が書いたものとされています。
秦越人は扁鵲(へんじゃく)とも呼ばれ、扁鵲は『史記』扁鵲倉公列伝(しき へんじゃく そうこう れつでん)に人ととなりが書かれています。
そこには、長桑君(ちょうそうくん)という人から医術を学び、長桑君の秘術でもって透視能力を身につけ、五蔵のしこりもわかるようになり、人から聞かれれば脈を診て全てわかるというようにしておいたと書かれています。
他にも六つの不治について言及したとされています。
六つの不治とは、
一の不治 驕恣(きょうし)して理を論ぜず
二の不治 身を輕んじて財を重きにす
三の不治 衣食の適すること能ず
四の不治 陰陽並びて藏氣定まらず
五の不治 形羸(つか)れて服藥すること能ず
六の不治 巫を信じて醫を信じず
のことで、これら六つの内ひとつでも行っていると病気が治りにくいとされています。

さて、『難経』は『素問』と『霊枢』のなかから解釈がむつかしいものを八十一種選んで解説しているものです。
『難経』も『黄帝内経』と同様に問答体によって書かれていますが、質問者と解説者は誰なのかなかは具体的には書かれていません。『難経』は別名『黄帝八十一難経』というので、『素問』と『霊枢』の大部分と同様に黄帝と岐伯の問答なのでしょう。

『難経集註(なんぎょうしっちゅう)』という『難経』の解説書の一つには八十一篇を分類し、次のような項目を作っています。

第一  經脈診候 凡て二十四首 (   一難から二十四難)
第二  經絡大數 凡て二首    (二十五難から二十六難)
第三  奇経八脈 凡て三首    (二十七難から二十九難)
第四  榮衞三焦 凡て二首    (  三十難から三十一難)
第五  藏府配象 凡て六首    (三十二難から三十七難)
第六  藏府度數 凡て十首    (三十八難から四十七難)
第七  虚實正邪 凡て五首    (四十八難から五十二難)
第八  藏府傳病 凡て二首    (五十三難から五十四難)
第九  藏府積聚 凡て二首    (五十五難から五十六難)
第十  五泄傷寒 凡て四首    (五十七難から六十難)
第十一 神聖工巧 凡て一首    (六十一難)
第十二 藏府井兪 凡て七首    (六十二難から六十八難)
第十三 用鍼補寫 凡て十三首  (六十九難から八十一難)

日本では『難経』の理論を用いて治療されている方がおおいです。
特に六十九難と七十五難は日本の経絡治療における中心の理論となっていますから。
他にも一難と二難には寸口・関上・尺中について書かれていたり、五難には菽法について書かれていたりするので、『難経』も一通りは読んでおいたほうが良いです。
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kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

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