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『諸病源候論』について

今回は『諸病源候論(しょびょうげんこうろん)』についてです。

『諸病源候論』は隋の元方(そうげんほう)によって書かれたもので、全三十巻です。

内容はその名の通り、様々な病の原因、症状、場合によっては脈状について書かれています。
例えば、巻之五には「腰背病諸論(ようはいしょびょうろん)」からはじまり、腰痛や腰背痛について九篇載っています。

これにより、同じ腰痛でも原因はさまざまであることが分かります。
ただ、治療の仕方までは載っていない感じです。ですが条文にヒントがあるのである程度類推することはできます。
例えば、
「腰背病諸論」の久腰痛候(くようつうこう)には、
夫れ腰痛、皆腎氣の傷られるゆえに為す所なり。
腎の風邪を受ければ、風邪の腎經に停まりて積もり、血氣と相(う)つこと久しけれども散らず。
故に久しく腰痛む。

久腰痛とは、慢性的な腰痛のことです。
この条文を意訳すると、
慢性腰痛では既に腎が虚してしまっているので、もしその状態で風邪に侵されれば、腎経ではその邪を散らすことができない。
その為、腎の経脈上に風邪が止まってしまい、血気が風邪を取り除こうとしても取り除けなくなってしまっている。
だから久しく腰が痛むのだ。
と解釈できると思います。

これより、慢性的な腰痛に対しては、風邪を身体に入れないようにさせることと腎気を補うことを先ず第一にしなければならないと考えることができます。
そこで経穴としては、風市穴、風門穴、太渓穴、志室穴等が考えられると思います。


このように様々な病の原因についていろいろ書かれているので、その対処についてもどうしたらよいか考えることができるようになっています。
おそらく湯液にも応用がきくのではないかとも思われます。

『諸病源候論』についてはこれぐらいですかね。
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kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

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