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二十八宿と月の満ち欠けって関係あるの?

今回は月に関してです。

こちらで、二十八宿のことについて書かせてもらいました。この二十八宿は暦(カレンダー)に書かれることも多いので、一応日本に浸透していると思いますが、どんなものなのかはあまり知られていないと思います。

そこで今回は、宿曜について調べたことをご紹介しようと思います。

1.二十八宿とは・・・
基本的なことは、こちらに書かせてもらったので、今回は省略します。

2.今日はどの宿にあたるの?
二十八宿の名称がどのようなものであるかは知っていただけたと思いますが、では特定の日の宿を求めようとするとどう調べたらよいのでしょうか?
一番簡単なのは、二十八宿に対応した暦(カレンダー)をみてもらうことですけど、暦によっては二十八宿と似たような二十七宿が載っているものもあって、分からない場合があります。(ちなみに、二十七宿と二十八宿は別ものであり、同じ日でもそれぞれ異なることが多いです。二十七宿については後述します。)二十八宿は、その日の干支と曜日(七曜)が分かれば簡単にだすことができます。
wikipedhiaの記述を要約すると、
”貞享2年正月朔日(ついたち)を星宿とし、以降二十八宿の順番が前後することなく、永遠にサイクルを繰り返している。”
らしいです。
これをもとにすると、このような表ができあがります。(wikipedhia改)
寅午戌
(火局)
亥卯未
(木局)
申子辰
(水局)
巳酉丑
(金局)

この表で、調べたい日の十二支と曜日(七曜)が重なるところをみれば、それがその日の二十八宿になります。
例えば、2012年10月5日は、曜日(七曜)は金(すなわち金曜日)、干支は己亥なので、亥と金が重なる「亢宿」となります。

こちらで紹介している表と照らし合わせてもらうとわかりますが、「亢宿」は、七曜は金、二十八方位の動物は龍である「亢金龍」です。東洋の七曜と西洋の曜日の順番と運営がどうやら同じなのですが、その理由はよくわかりません。どちらかの影響を受けているとか、出所が同じとかからでしょうけど・・・。その辺については今回詳しく知らべていません。何か分かったら追記しておきます。

3.二十七宿って何ですか?
二十八宿と似たようなものに、二十七宿があります。
二十八宿から牛宿が抜けただけで順番は同じです。しかし、二十八宿のようにサイクルが永遠に続くことはなく、二日連続で同じ宿がきたり、1つ飛んだりすることがあります。
何故かというと、旧暦のそれぞれの月の一日が何の宿であるかがあらかじめ決まっているからです。

旧正月一日:室宿
旧二月一日:奎宿
旧三月一日:胃宿
旧四月一日:畢宿
旧五月一日:参宿
旧六月一日:鬼宿
旧七月一日;張宿
旧八月一日:角宿
旧九月一日:氐宿
旧十月一日:心宿
旧十一月一日:斗宿
旧十二月一日:虚宿

となります。
こういう風に順番が決まっているなら、ちゃんとサイクル通りになるのではないのか?と思われるかと思いますが、実はそうではありません。
太陰暦は、一月が29日ないし30日と決まっています。
太陰暦の一年は354日であるので、仮にすべての月が30日あったとすれば、30×12=360日となって6日多くなります。そこで半分(6ヶ月)を30日(大月)、もう半分(6ヶ月)を29日(小月)とすれば、ちょうど354日となってうまく一年の日数と一致させることができます。どの月が大月、小月になるかは年によって違うので、暦を見ない限り分かりません。

また、二十七宿におけるそれぞれの月が持つ1ヶ月の日数は、上表から計算すると、
旧正月:29日
旧二月:29日
旧三月:29日
旧四月:29日
旧五月:29日
旧六月:30日
旧七月:30日
旧八月:29日
旧九月:29日
旧十月:30日
旧十一月:29日
旧十二月:29日

となります。
この日数上ならば、サイクルが途切れることなく永遠に続くのですが、実際はそうはなりません。
この表をみると、太陰暦と同様、基本的には一月を29日もしくは30日としていることが分かります。
しかし、29日が9ヶ月、30日が3ヶ月(旧六月、旧七月、旧十月)であるので、29日が6ヶ月、30日が6ヶ月(しかも小月、大月がどの月になるかは年によって変わる。)である太陰暦とは必ず最低3ヶ月はずれが生じます。

そのため、二十七宿で29日設定である月に大月(30日)があたると2日連続同じ宿がくることになりますし、30日設定の月に小月(29日)が当たると1つ宿が飛ぶことになります。よって、二十八宿と違ってサイクルが永遠に続くことはないのです。

4.月の満ち欠けと宿との関係は?
それで今回のタイトルになるわけです。
二十七宿や二十八宿では、満月や新月に当たる宿が固定されてるようなイメージがあります(ひょっとして私だけ?)。しかし二十七宿では各月の一日に当たる宿が異なるので、満月にはこの宿がめぐる、ということはいえません。

それでは二十八宿ではどうでしょう?
そこで2012年の満月における干支、宿、七曜のデータを持ってきました。

2012/1/9 己巳 危宿 月
2012/2/8 己亥 壁宿 水
2012/3/8 戊辰 奎宿 木
2012/4/7 戊戌 胃宿 土
2012/5/6 丁卯 昴宿 日
2012/6/4 丙申 畢宿 月
2012/7/4 丙寅 参宿 水
2012/8/2 乙未 井宿 木
2012/8/31 甲子 鬼宿 金
2012/9/30 甲午 星宿 日
2012/10/30 甲子 翼宿 火
2012/11/28 癸巳 軫宿 水
2012/12/28 癸亥 亢宿 金

見てもらえればわかりますが、この間にはほとんど関係性を見出せません。
一応、宿が1つ飛んだりしつつも順番通りに動いてはいますが、これは二十八宿から見ている以上、当然といえば当然の結果になります。

というわけで、満月や新月にはこの宿であるとか、この宿になりやすいとかは無いということになります。
ただ、二十七宿では太陰暦の特徴から新月が1日であることが多いので、「この月では新月、満月、上弦の月、下弦の月がこの宿にきやすい」ということは言えます。しかし、それもきやすいというだけのことで、必ずしもそうなるわけではありません。どうしても1日程ずれてしまうことがあります。実際の月の動き方と計算の上での動き方は微妙に違うからです。
それは別に特別なことではなく、現代の太陽暦でもそうなのです。今の太陽暦はかなり精度が良いのですが、それでも地球の自転速度が完全に一定ではないのでそのまま使うわけにはいかず、閏秒を何年かに一度入れて微調整しています。
太陰暦ではこのような微調整があまりできないようなので、一日程度の誤差が出てしまうのは仕方がないことなのだと思います。

今回はこんなところで。
鍼灸とはそんなに関係ないように思えても、じつは関係していることってあると思うのですよ。
中国五術としてまとめられている卜、命、相、山、医は、それぞれ共通したものがありますから、どれか一つ学んだとしても、結局は鍼灸にフィードバックされると思っていますしね。(だから卜(ぼく;易、八卦)に関することもこのブログでは多く言及してたりします。)

今回の月に関してもそうです。月の満ち欠けが人間に100%影響を与えているかと言われれば違うと思いますが、影響を与えている一因子であることは間違いないと思います。
未読ですが、『黄帝蝦蟇経(こうていがまきょう)』という人間と月の満ち欠けに関する古典もあることですし、月についていろいろ知っておいても鍼灸に何かしらのフィードバックができるのではないかと思ってこういう記事を書いています。
今回、月のことでも特に宿曜に関して少し細かく調べようと思ったのは、神戸はり医術研究会さんの影響もあります。

まぁそういいつつも、僕自身がかなり興味のある分野なので勝手に楽しんでいるだけかもしれませんがね。

今回、二十八宿について少し疑問に思ったことをわざとスルーしているのですが、その疑問とかその他何か書きたいことができたらこんな感じのことを書いていこうと思っています。
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プロフィール

kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

はじめてこのブログへこられた方はこちらをお読みください。

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