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暦注について

前回は、暦のなかでも二十七宿と二十八宿について少し細かくみました。
暦の中には今日が何月何日を示す以外に、様々な情報が含まれています。それを「暦注」といいます。もちろん、二十八宿、二十七宿も暦注に属します。
今回は、主な暦注をご紹介します。陰陽・五行からきたものがけっこうごろごろとしてますよ。

1.干支(十干十二支)
長くなるので具体的な説明はこちらで。
十干十二支は、年、月、日、時刻にも配当されているので暦注に記されているというわけです。
ちなみに、生まれた時の十干十二支を用いて占うのが「四柱推命」になります。

2.二十四節季
二十四節季とは、簡単にいうとひと月をそれぞれ2つずつに分けていったものです。
現在の二十四節季は、実際の太陽の動き(黄経)によって出されています。
太陽の動きも微妙に変わるので、節季も毎年固定されたものではなく、前の年より1~2日程ずれる場合があります。ここに載せている日は、2012年のもの(小寒、大寒のみ2013年)です。

節月
節気(せっき)
中気(ちゅうき)
節月
節気(せっき)
中気(ちゅうき)
一月
立春
(りっしゅん)
315度
02月04日
雨水
(うすい)
330度
02月19日
七月
立秋
(りっしゅう)
135度
08月07日
処暑
(しょしょ)
150度
08月23日
二月
啓蟄
(けいちつ)
345度
03月05日
春分
(りっしゅん)
0度
03月20日
八月
白露
(はくろ)
165度
09月07日
秋分
(しゅうぶん)
180度
09月22日
三月
清明
(せいめい)
15度
04月04日
穀雨
(こくう)
30度
05月21日
九月
寒露
(かんろ)
195度
10月08日
霜降
(そうこう)
210度
10月23日
四月
立夏
(りっか)
45度
05月05日
小満
(しょうまん)
60度
05月21日
十月
立冬
(りっとう)
225度
11月07日
小雪
(しょうせつ)
240度
11月22日
五月
芒種
(ぼうしゅ)
75度
06月05日
夏至
(げし)
90度
06月21日
十一月
大雪
(たいせつ)
255度
12月07日
冬至
(とうじ)
270度
12月21日
六月
小暑
(しょうしょ)
105度
07月07日
大暑
(たいしょ)
120度
07月22日
十二月
小寒
(しょうかん)
285度
01月05日
大寒
(たいかん)
300度
01月20日

この二十四節季は、太陰太陽暦上では非常に大切な要素となっています。
何故ならば、太陽の運行を元にする太陽暦と月の満ち欠けを元にする太陰暦の季節の解離をなるべくなくす工夫がとれるからです。
太陰太陽暦は、太陽暦と太陰暦を並立しています。太陽も月も自分勝手に動いてます。ある日を両者の正月一日と規定したとしても、そのまま個別に運用すると、太陽暦では正月なのに太陰暦では十二月という風に、両者で月の名称が変わっていってしまいます。
そこで両者を結び付けるルールを作らなくてはなりません。そのルールとは、二十四節季の「中気」を含む月を太陰暦でもその月の名称とする、ということです。

これだけでは分かりにくいので例を挙げると、
九月中気である霜降は、2012年では10月23日に当たります。10月23日の前後の新月は10月15日、11月14日です。
この場合の太陰暦でのひと月は、10月23日(月は新月しんげつ)-11月13日(月は三十日月みそかづき)の30日間となります。このひと月間には「九月」中気の霜降が含まれるので、太陰暦でもこのひと月を「九月」とします。
実際にカレンダーをみてみると、10月15日が旧暦九月一日であり、11月14日は旧暦十月一日となっています。
新暦
月の名称
二十四節季
旧暦
2012年10月15日
新月
――
旧09月01日
2012年10月23日
――
霜降
旧09月09日
2012年11月13日
三十日月
――
旧09月30日
2012年11月14日
新月
――
旧10月01日

これで月の名称に関して問題が無くなったかといえば実はそうではありません。
この方法で運用していても、中気が含まれない月がでてきてしまうことがあり、太陰暦での月の名称がつけられないことがあります。
また、太陽暦の一年は365日で、太陽暦の一年は354日。この差は11日。三年で33日となり、約一ヶ月分ずれてしまいます。

中気と中気の間も約30日。それとほぼ同じ日数が約3年に1回(厳密には19年に7回;メトン周期)確実にずれてしまいます。

そこで、中気を含まないひと月を「閏月」として挿入することによって、このずれを失くしています。
挿入された「閏月」の名称は、そのまえの月を元に付けられます。
五月の次に閏月がきた場合は、「閏五月」となります。

最近では2012年4月-5月に閏月が挿入されてましたので、今年の場合を例として閏月が挿入されるパターンを示しておこうと思います。
新暦
月の名称
二十四節季
旧暦
2012年03月22日
新月
――
旧03月01日
2012年04月20日
三十日月
穀雨
旧03月30日
2012年04月21日
新月
――
旧閏03月01日
2012年05月20日
三十日月
――
旧閏03月30日
2012年05月21日
新月
小満
旧04月01日

04月21日-05月20日のひつ月は、三月中気の穀雨、四月中気の小満が含まれていないので月の名前が決定できません。そこで閏月を挿入したということです。

「閏月」が挿入された年は1年が13ヶ月となるので不便なように感じますが、月の満ち欠けで動いていた昔の東洋人からすれば、そんなに問題はなかったのでしょう。

また、二十四節季は暦を作ること以外にも、生活をする上でいろいろな目安を与えてくれます。
遅霜が発生する「八十八夜」も立春を第一日目とした八十八日目のことですし、「節分」は立春の前の日のことです。
「暑中見舞い」は小暑、大暑の間に出す挨拶状、「残暑見舞い」は立秋、処暑の間に出す挨拶状となっているので、あまり意識せず、二十四節季を使っている場合もあります。


3.七曜
月、火、水、木、金、土、日のことです。
現代のカレンダーで載ってないものはまずないだろうと思います。

4.六曜
先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の六つのことです。
現代のカレンダーでも載っているものが多いと思います。
もとめ方としては、
旧暦
六曜
旧正月一日
先勝
旧二月一日
友引
旧三月一日
先負
旧四月一日
仏滅
旧五月一日
大安
旧六月一日
赤口
旧七月一日
先勝
旧八月一日
友引
旧九月一日
先負
旧十月一日
仏滅
旧十一月一日
大安
旧十二月一日
赤口
とし、旧暦二日以降は、先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口→先勝→・・・と繰り返していきます。

鮑 黎明(パオ ミーリン)氏によると、日本の六曜は、時代とともに名称、順番、意味合いが変化しているとのことです。

六曜の出所は「李淳風時課(りじゅんぶうじか)」で、
大安(たいあん)、留連(りゅうれん)、速喜(そっき)、赤口(しゃっこう)、小吉(しょうきち)、空亡(くうぼう)
の名称、順番であったそうです。

日本でもきちんとこの通りに伝わったのに、江戸時代の寛政、享和の頃には
泰安(たいあん)、流連(りゅうれん)、即吉(そっき)、赤口(しゃっこう)、周吉(しゅうきち)、虚亡(きょぼう)
となり、

ひいては
大安(たいあん)、友引(ともびき)、先勝(せんしょう)、大安(たいあん)、先負(せんぶ)、仏滅(ぶつめつ)
と変わりました。

明治以降ではその順番も変わり、
先勝(せんしょう)、友引(ともびき)、先負(せんぶ)、仏滅(ぶつめつ)大安(たいあん)、大安(たいあん)
となったそうです。
意味も、

たとえば流連は、流連「りゅうれん」→流連「りゅうれん」→友引「ゆういん」という音の変化を受けている。その意味は本来、とどまってつらなる、つまり進みもせず引きもせずその場に居続ける「状態がとどまる」という意味であった。ところが現代では、その字義から「友を引く」。つまりその日行ったことがそれだけでは済まずに「連続して起こる」と解釈され、特に葬儀等を忌むようになったり、今では和尚さんの休日として知られる。

というように変わってきたとのことです。


5.十二直
十二直とは、建、除、満、平、定、執、破、危、成、納、開、閉のことです。
wikipedhiaによると、北斗七星の柄の方角(十二支)と関係があるようです。

6.二十七宿/二十八宿
これは前回やりましたので割愛します。
現在では、暦が二十八宿、占術が二十七宿のことが多いのかもしれません。

7.九星
これも前回ご紹介したので詳細は割愛します。
六十干支と同様、年、月、日、時刻にも九星が配当されています。

8.納音
これは、こちらで説明しているので割愛します。


基本的にはこれぐらいですかね。
見てていただければわかるように、「暦注」には、占い要素のあるものも多いです。
前回紹介した二十七宿/二十八宿もそのような傾向がありますが、その意味合いはここでは多分書かないと思います。通り一遍のものもありますしね。意味合いについて知りたい方は、他のところで参考にしてください。
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プロフィール

kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

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