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菽法脈診

今回は、脈診の中の菽法(しゅくほう)脈診をご紹介します。

元々は『難経』の五難からでた脈診です。
その内容は『難経本義諺解』の五難にゆずるとして、ここではその概要だけ示そうと思います。

まず、菽法の「菽」とは、豆の重さのことです。
豆の重さ何個分で按(お)した場合、そこに対応する五藏の脈がなければ、その藏に異常があるということです。
その重さとは、

肺:三菽
心:六菽
脾:九菽
肝:十二菽
腎:十五菽

となっています。三の倍数になっていますね。個人的にはこの”三”の倍数で示されているのは、二難にもつながるからだと考えています。

さて、豆といっても小豆もあれば大豆もあります。いったいどの豆の重さで見れば良いのかと思われる人もいるかもしれませんが、資料によって様々なのであまりそこにはこだわる必要性はありません。

要は、五藏と深さの対応を見ている、ということです。文字に起こした場合、深さを具体的に示していた方が分かりやすいからこのようにしているのでしょう。
実際は、皮毛の部分(肺)と骨まで沈めて少し浮かす(腎)を基準として五等分すれば良いということです。
図にするとこんな感じです。
菽法脈診その1

六部定位と結び付けたければ、もっと簡略にした三等分でも良いと思います。
三等分の場合、浮中沈でみているのと同じになりますしね。

三等分を五等分にも変換できます。
浮脈と沈脈をそれぞれ二等分すればほぼ一致します。
図にするとこんな感じですね。
菽法脈診その2

恐らく季節の正脈も、この範囲におさまってくると思います。

この菽法が分かるようになれば、単に浮いている、沈んでいるだけでなく、もっと幅広くみることができます。
例えば、肺は三菽で浮いてしかるべきなのに沈みがちである、とか、腎は沈んでいなくてはいけないのに浮きぎみであるとか。その場合、脈状から考えると両方とも虚である、ということになります。
菽法をどのように使うかは人によります。
寸関尺それぞれで菽法を使うのも良いですし、六部定位の配当によって菽法を使うのも良いです。
他の難と組み合わせることによって、五藏六府のどこに邪があるのかを判断することもできます。

いろいろと応用が効く脈法だと思うので、興味をもたれた方は各自工夫されると良いと思います。
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kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

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