スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

奇経治療について 総穴その1

総穴というのは、奇経治療で使う経穴のことです。
『鍼灸甲乙経』とかを読んでいると、奇経にも郄穴が存在することが分かるんですが、治療において使われるのは総穴です。
総穴も各奇経の流注上にあれば問題ないのですが、督脈の総穴が後渓であるように場所が遠く離れています。
これが何故だかよく分からなかったのですが、こないだの奇経の講演会でヒントをもらえたのでその考えに基づいてやっていきたいと思います。

そのヒントとは、”経別”だそうです。
経別というのは、陽経と陰経を結ぶ經絡のことです。
それは六つに分類され、

一合(足の太陽経別、足の少陰経別)
二合(足の陽明経別、足の太陰経別)
三合(足の少陽経別、足の厥陰経別)
四合(手の太陽経別、手の少陰経別)
五合(手の陽明経別、手の太陰経別)
六合(手の少陽経別、手の厥陰経別)

となっています。
これと奇経の総穴のある経別と奇経の流注が重なるところがあれば、そこが交会穴となって両者は関係を持つので、効果があるとなります。

それでは一合から行ってみましょう。
一合は足の太陽経別と足の少陰経別なので、関係があるのは申脈(陽蹻脈)と照海(陰蹻脈)です。

一合の流注
足太陽の正は、別ちて膕中に入り、その一道は尻を下ること五寸、分かちて紅に入り、膀胱に属し、散じて腎に之き、膂を循り、心に當りて入りて散ず。直なる者は膂より上りて項に出で、復た太陽に属す。これ一経と為すなり。
足少陰の正は、膕中に至りて、別ちて太陽に走りて合し、上りて腎に至り、十四椎に當たり、出でて膀胱に属す。直なる者は、舌本に繫がり、復た項に出でて太陽に合す。
これ一合と為す。


申脈は足の太陽膀胱経、陽蹻脈に属していて、足の太陽経別も膝まで膀胱経の流注と同じなので、流注は重なります。
照海は足の少陰腎経、陰蹻脈に属していて、足の少陰経別も膝まで腎経の流注と同じなので、流注は重なります。


二合は足の陽明経別と足の太陰経別なので、関係があるのは陥谷と公孫(衝脈)です。

二合の流注
足少陽の正は、或いは諸陰を以て別ちた者が正と為し、別ちた者は、季脇の間に入り、胸裏を循り、胆に属し、散じて肝に之き、上りて心に貫き、以って上りて咽を挟み、頤頷の中に出で、面に散じ、目系に繋り、少陽外眦に合すなり。
足厥陰の正は、跗上に別ちて、上りて毛際に至り、少陽に合し別と倶に行る。
これ二合と為すなり。


陥谷は定まった奇経ではないので省略します。
公孫は足の太陰脾経に属し、衝脈と咽喉部で重なります。


三合は足の少陽経別、足の厥陰経別なので、関係があるのは足臨泣(帯脈)と太衝です。

三合の流注
足陽明の正は、上りて髀に至り、腹裏に入り、胃に属し、散じて脾に之き、上りて心に通じ、上りて咽を循り、口を出で、額顱を上り、還た目系に繋がり、陽明に合すなり。
足太陰の正は、則ち別ち、上りて髀に至り、陽明に合し、別と倶に行り、上りて咽を結び、舌中を貫く。
これ三合と為すなり。


足臨泣は足の少陽胆経に属し、帯脈とは章門付近で重なります。また、帯脈の経穴はすべて胆経と会しています。
太衝は定まった奇経ではないので省略します。

とりあえず今回はここまでにします。
この感じだと、確かに経別と関係ありそうですね。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

はじめてこのブログへこられた方はこちらをお読みください。

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

05月 | 2017年06月 | 07月
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -


カテゴリ
FC2カウンター
FC2ランキング
メールフォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

人気ページ
日めくりカレンダー
検索BOX・タグ一覧
サイト内検索

全記事一覧,全タグ一覧へ

最近の記事+コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。