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奇経治療について その4(帯脈)

だいぶ間があいてしまいました。
続きを書いていこうと思います。

今回は帯脈です。

『奇經八脉攷』の流注
帯脈なる者は、季脇の足の厥陰の章門穴から起こる。足の少陽の帯脈穴と同じくし、身一周を囲うこと束帯然の如し。又、五樞と維道で足の少陽と會う。凡そ八穴。

『鍼灸甲乙経』の穴性
章門(肝経)…足厥陰、少陽の會。
帯脈(胆経)…氣府論註云う、足の少陽、帶脉二經の會。
五樞(胆経)…氣府論註云う、足の少府、帶脉二經の會。
維道(胆経)…足少陽、帶脉の會。
臨泣(胆経)…足少陽脉の注ぐ所なり。兪と爲す。

帯脈は非常に少ないことが分かります。
穴性を見ると、足の少陽胆経と深い関わりがあることが言えると思います。
五樞の氣府論註の少府は、少陽の間違いでしょうか。
この穴性を見る限り、足の少陽胆経の別経である可能性があります。

足の少陽経別の流注を調べて見ました。その記述は『霊枢』の『経別篇』に載っています。

足の少陽経別の流注
足の少陽の正は、或いは諸陰を以て別るる者が正と為す。別るる者は、季脇の間に入り、胸裏を循り、膽に属し、散じて肝に之き、上りて心に貫き、以て上りて咽を挟み、頤頷の中に出で、面を散じ、目系に繫がり、少陽の外眥に合す。

とあるので、足の少陽経別の途中までが帯脈に属していそうです。

『奇經八脉攷』では、帯脈のことをこう言っています。
帯脈は則ち腰を横に囲み、状は束脈の如し。諸脈を總約するゆえんの者なり。この故に陽維は一身の表を主り、陰維は一身の裏を主る。

これはすなわち、帯脈がなければ陰維脈と陽維脈が存在できないようです。
維脈(陽維脈、陰維脈)のことを『奇經八脉攷』では、『一身の綱維』とするため、維脈という縄のつなぎ目を保つ役割を担っているのが帯脈なのでしょう。

陽維脈-帯脈の組み合わせは、陽維脈を出現させ、そしてその働きを強めるために帯脈を選んでいそうです。

次は、陰維脈について書こうと思いますが、続きは奇経治療について その5で。
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kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

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