スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

鍼道秘訣集25 瘧観之大事

鍼道秘訣集第二十五章 瘧(おこり)観るの大事です。

瘧(おこり)の病証、種種医書に記すと雖(いえど)も當流にては肝瘧(かんぎゃく)・脾瘧(ひぎゃく)の二証に定む。
腹を診がうに、両の脇章門より豁骨(あばらぼね)へ邪氣込み入あるは、肝の臟より發(お)こる瘧(おこり)にて、寒氣熱甚だしき物なり。併(しか)しながら、早く平愈するなり。
又、兩脾の募、胃の腑に邪氣あるは、食も進み難し。是を脾瘧(ひぎゃく)とも云い、俗に虫瘧(むしおこり)とも云いて痊(い)ゆる事遅そし。
此証は元来濕(しつ)にあたり、脾胃に濕氣(しっけ)籠(こも)りて散ぜざる處に食などにあてられ、食傷するの後必ず變(へん)じて脾瘧(ひぎゃく)となる物なり。痊(い)ゆる事遅そし。
療治悪敷(あし)ければ、必ず若き人は虚勞の証と成り易く、老人は又次第に草臥(くたびれ)、大事に及び腫氣など出で、終(つい)には死する物なり。針の立様口傳多し。


纏めると、
瘧の病証はいろいろな医書に記してあるが、夢分流では肝瘧と脾瘧の二証にしぼっている。
腹診をして両章門からあばら骨へ邪気が入り込んでくるのは、肝臓から起こる瘧で寒氣熱が甚だしいが、治りは早い。
また、両脾募・胃の腑に邪氣がある場合は食欲がわかない。これを脾瘧(俗に虫瘧)といい、治りは遅い。
この証はもともと湿にあたり、脾胃に湿気がたまっているとこりに食事どにあてられ、食傷の後に必ず脾瘧に変化するものである。
治療が悪ければ、若い人は虚労の証になりやすく、老人は次第に疲れていき、重症または腫氣などが出てきて、最後には死んでしまう。
針の立て方は口伝が多い。


この章では瘧について書かれています。
ちなみに瘧とは、
【一定の周期で発熱し、悪寒やふるえのおこる病気。マラリア性の熱病の昔の名称。わらわやみ。おこりやみ。[季]夏。】(出典;goo辞書)
という病能のことを指します。

夢分流では瘧を肝瘧と脾瘧の2つとし、肝瘧は治りが早く、脾瘧は治りが遅いみたいです。
その分、脾瘧には十分気をつけないといけません。
治療の仕方が悪ければ患者さんを弱らしてしまい、お年寄りは最悪死んでしまうということなので、瘧を診るときは慎重にあたらなければいけませんね。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

はじめてこのブログへこられた方はこちらをお読みください。

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

07月 | 2017年08月 | 09月
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


カテゴリ
FC2カウンター
FC2ランキング
メールフォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

人気ページ
日めくりカレンダー
検索BOX・タグ一覧
サイト内検索

全記事一覧,全タグ一覧へ

最近の記事+コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。