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鍼道秘訣集26 膈之針

鍼道秘訣集第二十六章 膈の針です。

膈症の事、諸書に記す故に書かず。
當流腹の觀る様は鳩尾・兩脾胃の腑に邪氣あり、大法・痰火(たんか)上りて心を塞さぎぬる故、胸中乾きて食通り難く、偶(たまたま)食通り、胃中に止まる様なれども胃火熾(さか)んなるに依り、軈(やが)て返して食を受けず。
是れ皆、燥痰火(そうたんか)熾(さか)んなるが故なり。
是の故に乾燥(かんそう)の物を堅く禁(い)むなり。
此れ療治すると尤えども六箇敷(むつかし)。其の内肥えたる人の膈飜胃(かくほんい)十に七八も痊える。痩せたる者は愈え難し。鳩尾・兩脾の募胃の腑の邪氣を退くる様にすべし。大便結するなり。


膈症の事はいろいろな所で記しているので省略する。
夢分流の腹の見方は鳩尾・両脾胃に邪気があって、大法・痰火((たんか)が上って心を塞いでしまうために胸の中が乾いて食が通りにくい。たまたま食が通って胃の中に入っても、胃火が盛んになっているのでやがてもどして食を受け付けない。
これは燥痰火(そうたんか)が盛んになっているからである。
その為、乾燥したものを絶対に食べてはいけない。
これは治療できるといっても、難しい。その内肥満の人の膈飜胃(かくほんい)は十人中7~8人は治る。痩せている人は治しにくい。鳩尾・兩脾募・胃の腑の邪氣を退ける様にすればよい。便秘する。


ここでは膈症について書かれていますが、かんじんの"膈症"というのがどういう症状なのかが省略されているので、どういう病状なのかが分かりません。

そこで"膈症"をgoo辞書で調べてみると、
飲食物が胸に詰まる病気。胃癌・食道癌にあたるという。かくのやまい。
ということらしいです。
この章で述べられていることと合致していますね。

すなわち、食べ物を食べたくても食べれない症状の事をいうみたいです。
夢分流ではこの膈症については、鳩尾(肝)・両脾胃に邪気があり、大法・痰火が上って心を塞いでしまうから胸中が乾いてしまって通りにくくしているとしています。
もしくは、たまたま食が通って胃の中に入ったとしても胃火が盛んになっているので、やがてもどしてしまい食べ物を受け付けなくなる、としています。

これらは燥痰火が盛んになっているからそうなるみたいです。
燥痰火とは、おそらく乾いた痰が胃や食道に絡みついている状態をいうのだと思います。
痰がたまってしまうと粘り気があるのでなかなか取れなくなります。

乾燥したものを食べてはいけないのは、ただでさえ痰が身体の中にたまっているのに、さらにからみつきやすいものを食べてしまうとどこかでつまってしまう可能性がある為、身体はそんなものを欲したくはないからでしょう。

膈症は治すことはできるけど難しいそうです。
肥満の人の膈翻胃(かくほんい)は十人中7~8人は治せて、痩せている人は治すことが難しいとあります。

膈翻胃というのも何なのか分からなかったので、いろいろ調べてみると、結論としては『たまたま食が通って胃の中に入ったとしても胃火が盛んになっているので、やがてもどしてしまう』状態のことを指しているみたいです。
つまり、肥満の人で吐ける人は治すことができて、そうでない人は難しいようです。

治療は鳩尾(肝)・両脾胃に邪気があるので、そこに邪を退かせるようにするとあります。
おそらく勝ち引きの針がメインとなる感じですが…。

最後の便秘は治療すると便秘になるということではなく、膈症で胃に食べ物を受け付けてないから大便がつくられないので便秘するということではないでしょうか。
わざわざ最後に書かれているのには何か意味がありそうですけどね…。
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プロフィール

kouitsu

Author:kouitsu
新米鍼灸師です。
元々違う分野を勉強していましたが、ある時身体の調子をくずしてしまい、その過程で東洋医学に興味を持ちました。

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